ラクアのお手入れ・掃除を徹底解説!カビや水垢対策はどうする?

おかげさまで、たくさんのお客様にご愛用いただいているサンコーの大人気食器洗い乾燥機「ラクア」。

ラクアを利用する方から寄せられる質問の一つが、お手入れに関するもの。

「カビの心配はない?」
「水垢はどうやって落とすの?」

など、分からないことも多いですよね。

毎日使う食洗機はなるべく清潔にしておきたいもの。
そこで、今回はラクアのお手入れ方法をご紹介します。

日々の掃除はどうすればいいのか分からない、という人はぜひ参考にしてください。

ラクアの基本的なお手入れ方法

まずは、定期的に行いたいラクアの基本的なお手入れ方法を、以下の5種類に分けて部位別にご紹介します。

・食器トレイ
・フィルター
・ノズル
・本体外側
・水垢の予防

必要なところだけ見たい方は目次からジャンプしてくださいね。
それでは、詳しく解説します。

上部トレイと下部トレイの洗浄

まずは、食器やカトラリーを入れて洗う上下のトレイ(カゴ)から。
この二つは手前に引き出して外すことができます。

基本的に、この二つは食洗機を動かすたびに食器と一緒に洗われているので、汚れはつきにくくなっていますが、気になる場合は柔らかいスポンジなどで洗ってください。

このとき、普段使っている食洗機用の洗剤を少量使うと汚れが落ちやすくなります。
手荒れする可能性があるため、手袋などで手を保護することをおすすめします。

洗ったら、水で流してからふきんなどで拭き、庫内に戻しましょう。

フィルターの掃除

普段の使用で汚れがたまりやすいのが、洗浄時に出たゴミをキャッチするフィルターです。
庫内の底面にはまっているパーツですね。

詰まりを予防するために、できれば毎日お掃除するのが望ましいです。
簡単ですので、ササっとやってみましょう。

フィルターは、反時計回りに回すとゆるんで外すことができますので、そのまま取り出してください。

フィルターは上の画像の状態から二つのパーツに分けることができます。
合体したままだとちょっと洗いにくいので、こちらも外してしまいましょう。

フィルターの中につまみのような出っ張りがありますので、そのまま上に引き抜いてください。
抜けない場合、裏側のツメを押し込みながら引っ張ると取りやすくなります。

▼裏側のツメを押し込む。

パーツが分離できました。

外側になっていたフィルター部分を水で流して、汚れを落としてください。

流すだけでは落ちにくいのであれば、やわらかい歯ブラシなどで軽くこすると汚れが取りやすくなりますよ。
洗浄が完了したら、布などで優しく拭いてください。

そのまま再度設置すればまたすぐ使えますが、カビ予防もかねて乾燥させておくことをおすすめします。
風通しの良い場所にしばらく置いておきましょう。

ノズル(水の噴出パーツ)の掃除

ラクアのノズルとは、上下に設置されているパーツのことです。
ノズルに空いた穴から水が噴き出し、食器を洗浄しています。

ノズルの洗浄は、基本的には流水で流す程度で問題ないのですが、注意したいのが穴の詰まりです。
長い間使っていると水が出る穴がゴミで詰まることがあり、洗浄力低下の原因になります。

まずは、上下のノズルを外していきましょう。

下のノズルにはツメがついていますので、左右に傾けながら引き抜くようにすると外れやすいです。

上のノズルはネジで留まっています。
ネジの中心のつまみを持って、時計回りに回せば外すことができます。

外した上下のノズルです。
このときに穴が詰まっていないかチェックしてみてください。

詰まっていたら、外側からつまようじなど先の細いものを挿して掃除します。
中のゴミは、ノズルの内部を水で流すと出てきます。

その後、中の水を切ってから庫内に戻してください。
外したときと逆の手順で取り付けられます。

本体外側の掃除

本体の外側(外装)については、水で絞った柔らかい布で拭けばOKです。
火元の近くで使う場合などは、放っておくと油汚れが付着するため、まめに掃除しましょう。

可能であれば、一日一回使用後などにさっと拭いておくと、清潔さを維持できます。

水垢の予防にはクエン酸水を使う

シンクなど、水場の定番汚れが水垢です。
放っておくと、食洗機にも発生します。

ラクアの庫内にはクエン酸を使用できますので、クエン酸水で水垢予防をしてみましょう。

まず、ラクアの庫内の水分を拭き取って除去します。
その後、各商品の規定の倍率で薄めたクエン酸水をスプレーし、庫内を拭いていきます。

終わったら水拭きするか、水洗いモードで運転しましょう。

なお、クエン酸水で拭くのが面倒であれば、洗剤投入場所にクエン酸を入れて運転することでもお手入れができます。
ただし、この場合は溶け残らないようクエン酸の量に注意してください。

また、塩素系洗剤との併用は危険ですので絶対にやめてください。

ラクアのカビ予防あれこれ

食洗機の大敵がカビです。
毎日使う食器を洗うのですから、カビの生えた食洗機で洗うのは抵抗がありますよね。

部位別のカビ予防方法を紹介します。

前提:ラクアの庫内にカビは生えにくい

前提として、ラクアの庫内は比較的カビが生えにくくなっています。
というのも、日常的に50度以上のお湯で食器と庫内を洗浄していて、熱によってカビの発生・成長を阻害しているためです。

これから紹介する内容は、より確実にカビを抑制するために役立つ予防ポイントです。
参考にしてください。

庫内のカビ予防

カビは水気の多いところを好むため、最も効果的な予防方法は「乾燥させること」です。
そのため、使用後は水分を拭き取り、庫内を乾かしておくことをおすすめします。

寝る前に水分を拭き取っておくと、寝ている間に扉を開けて乾かしておけるので便利です。
※ペットや幼児がいる場合は事故に注意してください。

▼扉全開で乾燥中のラクア

扉を開けたまま放置しておくのが難しいのであれば、ざっと水分を拭いたあと乾燥モードで運転するのも効果的です。

▼食器を入れない状態にして乾燥モードで運転

ジャグのカビ予防

レギュラーサイズのラクアをお持ちであれば、オプション品の給水用ジャグをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
うちでも使用していますが、つい水が残ったまま口を閉めて放置しがちなんですよね・・・・・・。

こちらも長期間使っているとカビが生える可能性がありますので、定期的に予防しておきましょう。

おすすめの方法は、分解→拭く→消毒→乾燥です。
実は、こちらのジャグはこんな感じに分解できます。

コック部分の外し方が少々分かりにくいかもしれません。
コックは、タンク部分の内側から六角形のナットで締めることで留まっていますので、中に手を入れてナットを回すと外すことができます。

分解できたら、布で各パーツの水を拭き取って、アルコールで消毒してください。
あとは次に使うときまで風通しの良いところで乾燥させておきましょう。

パッキン部分のカビ予防

扉についているパッキンは、日々の使用のついでに掃除とカビ予防をするのがおすすめです。
水で固く絞った布で汚れを拭き取り、そのあと乾拭きしてください。

汚れはカビの栄養となるため、まめに掃除することで繁殖を予防できます。

▼汚れの溜まりやすい溝の部分もしっかりお手入れ。

忘れがちですが、扉の下の部分(開けたときに庫内に向く部分)のパッキンも忘れずに掃除してください。

旅行や帰省でしばらく使わないときは?

家を留守にするなどしばらく使わない場合は、タンクの水抜き庫内の拭き掃除を行ってください。

タンクの水抜きのやり方

電源が入っている状態で「電源ボタン」「乾燥ボタン」を長押しすると、排水モードになります。
しばらくするとタンク内の水が出てきますので、この方法で水抜きをしてください。

庫内の拭き掃除をする

庫内がぬれた状態で長期間経過するとカビが生える可能性があります。
庫内に残っている水を拭き取り、その後乾拭きして水分を除去してください。

フィルターとメッシュトレイを外すと、下に水がたまった部分がありますので、この部分も忘れずに拭いておきましょう。

▼底面のメッシュトレイ。

▼外すと水のたまりやすいくぼみがある。

不在にする場合、扉を開けて放置しておくと庫内にホコリが積もる場合があるため、閉めてから出かけます。

湿気がこもるのが心配であれば、庫内を拭いたあとに乾燥モードで運転すると湿気を除去できます。

ラクアのお手入れで使えない洗剤や薬剤

一般的に広く使用されている洗剤やお掃除用品でも、ラクアのお手入れには使えないものも多いです。

【ラクアに使用できない洗剤や薬剤】
重曹
台所用洗剤
漂白剤全般(酸素系・塩素系ともにNG)
ベンジン
クレンザー各種
ワックス
殺虫剤

基本的に、ラクアの外装部分は水拭きのみOKとなっています。

庫内に関しては、クエン酸(溶け残らない程度の少量か、水に溶かしたクエン酸水)と食洗機用の洗剤、市販の食洗機クリーナーのみ使用できます。
部品の破損や動作不良の原因となりますので、洗剤類は使用可能なもののみ使うようにしてください。

定期的なお手入れでラクアを快適に使おう

ラクアは、日々のちょっとしたお手入れをまめに行うことで、清潔を保ち快適に使うことができます。
「使用後に」「一日の終わりに」「週末に」など、タイミングを決めてお手入れをしてみてください。

ラクア

水道いらずのタンク式食器洗い乾燥機 「ラクア」

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