秋のハイキング攻略ガイド!快適装備と持ち物リストで秋山を満喫しよう

「今年の秋はハイキングに挑戦したい」
「でも、持っていくものや服装がわからない」
「安全で快適なハイキングをしたい」

夏の暑さも落ち着き、紅葉の始まる10月や11月は、運動と景色を楽しめるハイキングにおすすめの季節です。
しかし、安全で快適なハイキングをするためには、適切な服装や持ち物選びが必要です。

そこで今回は、ハイキングに必要な持ち物の解説やチェックリスト、服装のコツを紹介していきます。
この記事を参考に、秋の空気や美しい景色を楽しむハイキングに出かけましょう。

 

秋のハイキングの必要な持ち物とチェックリスト

秋のハイキングに必要な持ち物リストを紹介します。

アイテム名用途など
リュック持ち物をしまっておく、軽めのハイキングなら20L程度で良い
登山靴ソールが硬く、足を守ってくれるもの
レインウェア突然の雨から体が濡れるのを防ぐ
水分・食事スポーツドリンクやおにぎりといった軽食がおすすめ
トレッキングポール腕で体重を支えられる、膝への負担軽減
紫外線対策品(防止・サングラス・日焼け止めなど)日焼けによる肌ダメージや脱水の防止
ヘッドライト万が一下山が遅れたときの灯りとして櫃おう
登山計画書山での行動範囲を示し、救助をしやすくする
ゴミ袋ゴミは自分で持って帰る
地図道に迷ったときに必要
スマートフォン緊急連絡用に

リストの中でも、選び方を知っておいた方が良いものを詳しく紹介していきます。

リュックは20L程度でも良い

ザックの容量は、大きいものに越したことはありません。しかし、軽めのハイキングなら20L程度でも大丈夫です。筆者もハイキングに出かけるときは、20L程度のザックに荷物を入れて出かけています。

ハイキングだけじゃなく、登山も視野に入れるなら35L〜のものを用意すると良いでしょう。

ハイキングのザックとしておすすめなのが、「どこでも座れるリュック」です。

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1秒でイスになるリュックで、ハイキングの休憩時にイスに座って休憩できます。「床に座ると立つのが大変」という方には嬉しい機能です。

ハイキングコースの脇道で、紅葉を見ながらイスに座って休憩する贅沢を味わえます。

容量は18Lで、軽めのハイキングには十分な大きさ。5つの内部ポケットやペットボトルホルダーなど、荷物を区分けしてしまって置けるのも魅力の一つです。
リュックの奥に入って見つけにくい、地図やヘッドライトなどもスッと取り出せます。

どこでも座れるリュックで、山のたのしみを存分に味わえるハイキングにしましょう。

防水性があり頑丈な登山靴

足を疲れや汚れから守ってくれる登山靴は、防水性のあるものが安心です。突然の雨でも「靴下まで濡れて気持ち悪い」と言ったイヤな思いを避けやすくなります。

形状としては、足首が隠れる程度のミドルカットがおすすめ。ある程度、足首も保護してくれて安心です。
また、整備されていない自然を歩くハイキングは、靴底が厚く、硬いものを選べば足首の疲れを軽減できます。

登山用の靴下は厚手のため、大きめを購入しましょう。

突然の雨にレインウェアを用意

突然の雨に対応できるようにレインウェアを用意しておきましょう。雨に濡れると、体温が下がり低体温症のリスクが高くなるため、体を濡らさないためのレインウェアは必須です。

コンパクトに畳めるものならリュックに入れておいても、邪魔になりません。
ハイキングの服装で、アウターレイヤー(一番外側に着る服)が防水タイプだと、ちょっとした雨に対応できおすすめです。
ハイキングで体が濡れて寒い思いをしないためにも、レインウェアを用意しておきましょう。

適度な水分

ハイキングには、水分と軽食を持っていっておきましょう。秋といえども、汗をかくので脱水症対策として必要になります。

ハイキングに必要な水分は、以下の式で大まかに求められます。
水分量(ml)=(体重+荷物)× 5 × 行動時間

ハイキング中の飲み物はスポーツドリンクや水がおすすめ。コーヒーやお茶はカフェインの利尿作用で、ハイキング中にトイレにいきたくなり、楽しみが半減する原因となります。

ハイキングには飲み物を持っていき、脱水症対策をしましょう。

軽食は栄養補給とハイキングの楽しみに

ハイキングの休憩中に食べる軽食がは、ハイキングの楽しみの一つでもあります。
ハイキングに持っていきたい軽食としては、

  • おにぎり
  • サンドイッチ
  • 栄養食

などがあります。

トレッキングポールは足の負担を減らす

トレッキングポールは、ハイカーや登山家たちが、山を登るときに持っている杖のようなものです。
足だけじゃなく、上半身の力も使って山を登れます。筆者の経験上、トレッキングポールあるとなしでは、ハイキング後の疲労感が大きく違ってくるのでおすすめのハイキンググッズです。

特に下りは全体重が足にかかってくるので、ポールを使って重さを分散して、膝への負担を軽減してくれます。
「下山したら、足がガクガク」と言った状態を防止してくれる優れものです。

ハイキングで疲れすぎて、次の日の仕事に集中できないなんて事態を防ぐためにも、トレッキングポールは持っていきましょう。

紫外線対策で日焼け=火傷を防ぐ

ハイキングに紫外線対策は必須です。

平地より標高の高い場所に行くハイキングは、有害な紫外線が多く日焼けしやすいレジャーです。
日焼け=火傷ですので、脱水症状の原因ともなります。

お肌のダメージも気になるので、帽子やサングラス日焼けどや、UVカット機能のついたインナーなどを用意しておきましょう。

陽が落ちてしまったときのためにヘッドライト

ハイキング中に、万が一陽が落ちて暗くなってしまったときのために、ヘッドライトが必要です。懐中電灯やLEDランタンでは、両手が塞がって転んだときに地面に手をつけなくて危険です。

登山やハイキングに持っていくヘッドライトは、200ルーメン以上の明るさを持ったものがおすすめです。

ハイキングには、両手がフリーになるヘッドライトを用意しておきましょう。

秋ハイキングの服装はレイヤリング(重ね着)が基本

「秋のハイキングって、どんな服装をしていいかわからない」という方もいらっしゃるはず。

秋のハイキングは、レイヤリング(重ね着)が基本です。なぜなら、登っているときは暑く、休憩中は涼しいので「暑さと寒さ」のどちらにでも対応できる服装が望ましいからです。

登っているときは汗をかきすぎないように薄着で動き、休憩するときや標高が上がり涼しくなってきたらアウターを着て体温調整するイメージです。

もう少し詳しく、レイヤリングの構造について解説していきます。

秋ハイキングを快適にするレイヤリングの構造

秋のハイキングの服装は、基本的に3層構造になっています。

アウターレイヤー

一番外側に着て、寒さやちょっとした雨から体を守ってくれる服です。
マウンテンジャケットやシェルジャケットなどと呼ばれるものになります。

防水性と透湿性(蒸れにくい)を兼ね合わせたものを探しましょう。

ミドルレイヤー

保温性をもちつつ、軽く羽織れる服。
シャツやインナーダウンなどが動きやすくておすすめです。

「ハイキングだし、できるだけ動きやすいものが良い」「アウターを着ることを考えて、着膨れしないものが良いな」という方は、ヒーターベストがおすすめです。

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テントやミリタリー用品にも使われる丈夫なリップストップ生地に撥水加工を施しており、雨や激しい動きにも十分対応できます。

格子状が特徴的なリップストップ生地

ヒーターベストは、5箇所のヒーターをモバイルバッテリーからの給電で温めるベストで、ハイキングの寒さ対策としては十分な機能を持っています。また、中綿も入っておりヒーターを点けなくても十分暖かくご着用いただけます。

脇のファスナーを調整して、M〜XXLサイズまで調整可能で、好みに合わせて調整できる優れもの。
スッキリとしたVネック+袖のないベストタイプだから、アウターの下に着込んでももこもこと着膨れしません。

ハイキングのミドルレイヤーに、丈夫で暖かいヒーターベストを着ていきましょう。

ベースレイヤー

アンダーウェアや肌着です。
秋のハイキングでは、長袖で保温性のあるものがおすすめ。

汗で体を冷やさないように着替えを数枚持っておくと安心です。

パンツは乾きやすいロングパンツがおすすめ

秋のハイキングで履いていくパンツは、乾きやすくいロングパンツが無難です。

ショートパンツタイプだと、転んだときに足に怪我を負いやすいため、安全を考えたらロングパンツ一択だからです。
どうしてもショートパンツが良いという方は、タイツを着ると良いでしょう。

ロングタイプでもショートパンツでも、濡れてもすぐに乾く速乾性のあるものなら、突然の雨で濡れても安心です。

秋ハイキングの服装チェックリスト

秋のハイキングで着ていきたい服装のチェックリストです。
参考にしてください。

アイテム名使い方
アウターウェア寒いとき着る、乾きやすいものが◎
ミドルレイヤーシャツやベストなど体温調節できるもの
ベースレイヤー予備もあると良い
タイツ膝関節などのサポート機能があると良い
パンツフルレングスで乾きやすく、ストレッチせいのあるもの
靴下登山用で厚手のもの
グローブ手の保護や保温

体を動かすための服装ですので、全て試着してから購入するようにしましょう。

安全なハイキングをするための準備と心構え

安全なハイキングをするための準備と心構えを紹介します。

緊急時に必要なもの

ハイキングでは、万が一に備える必要があります。
以下の表のものを持っておくと安心です。

アイテム名使い方
エマージェンシーシート保温用のブランケット
ツェルト簡易テントのようなもの
常備薬などを持っておく
傷の手当グッズケガへの備え
携帯トイレトイレに行きたくなったときに必要
モバイルバッテリースマートフォンの充電やガジェット類の給電に
ライター道に迷い下山できない時に火を起こすために使う

ハイキングのコースを想像して、荷物の用意をしましょう。

登山計画書は絶対に提出

ハイキングをするときには、登山計画書を用意しておきましょう。
登山計画書が出ていないと、万が一帰れなくなったときにどこにいるか誰にもわからず捜索ができません。

知人や家族、警察署などに提出しておきましょう。登山口に登山計画書を投書するボックスがある場合もあります。

秋のハイキングを安全にする3つの鉄則

気温も程よく、ハイキングにもってこいの秋ですが、装備や気持ちの面で油断をしていると思わぬ事故やトラブルに巻き込まれます。

秋のハイキングを安全に楽しむために、3つの鉄則を守って山に登りましょう。

スケジュールとハイキングルートを確認

秋は、日照時間が短くなります。日の入り1〜2時間前には下山ができるスケジュールを組みましょう。

参考データとして、2022年11月1日東京の日の入りが16:46です。ハイキングする地域の日の入り時間を確認しておきましょう。
(出典:国立天文台 日の出日の入り東京)

天候が悪いときはハイキングをしない

雨など天候が悪い時のハイキングは、リスクの塊です。

天候が悪いときに行うハイキングのリスク

視界不良で遭難リスク
霧や雨で体が濡れて体温が低下し低体温症になる
リュック内が濡れて食料もだめになる

やめるのも勇気です。天候が悪いときは、山に向かわないようにしましょう。

寒さ対策が重要

平地よりも標高が高い場所に行くハイキングでは、寒さ対策が重要です。気温が下がり始める秋は、油断してハイキングに行くと寒さに震えることに…

標高が100m上がると0.65℃下がると言われています。麓では暑くても、山を登っていくと、どんどん寒くなるということです。
体温を調整できる重ね着(レイヤリング)スタイルだと、暑さ・寒さに対応できておすすめです。

tenki.jpの山の天気で確認などで、気温を確認してハイキングに出かけましょう。

持ち物リストで忘れ物を防止して秋のハイキングを楽しもう

秋のハイキングは、紅葉の美しい景色と清々しい空気を楽しむことができます。
今回紹介した、持ち物リストで忘れ物を防ぎ快適なハイキングにしてください。