気温の上昇とともに、旅に出たくなる時期になってきました。
神社仏閣・名所旧跡・テーマパークや温泉、旅行先を考えるだけでもワクワクしてきますね。
特に2023年はコロナ規制も緩やかになり、帰省や旅行で各地が賑わいそうな様相を呈しています。
そんな楽しい夏の旅で気をつけたいのが、熱中症。
気温が高い猛暑日が続き、普段の生活でも熱中症になる方が多いのに
旅行となると「せっかくだから…」と体の疲労を無視して行動しがちですよね。
せっかくの旅で熱中症になってしまったら、旅を楽しむどころか旅行先で入院なんて最悪な思い出になってしまうかも…
そこで今回は夏旅の熱中症対策とおすすめ冷感グッズや、旅先で熱中症になってしまった時の対応について「熱中症教育を受けている筆者」が紹介していきます。
基本の熱中症対策はこまめな水分・塩分補給と涼しい場所での休憩
旅の熱中症云々の前に知っておいて欲しいのが、基本的な熱中症の原因と対策。
熱中症は主に以下3つの原因で引き起こすと言われています。
- 高温及び多湿、エアコンを使わない室内などの「環境」
- 寝不足や風邪などの「体調不良」
- 激しい運動や水分補給をしなかったなどの「行動」
3つを意識した対策で熱中症を防ぎましょう。
「具体的にはどうするの?」という疑問をお持ちですね。熱中症対策としては以下のようなものが有効と言われています。
- 火照った体を冷やすために、首や脇の下など太い血管が通っている場所を冷やす
- 喉が渇く前にこまめな水分補給(水分を持ち歩く)
- 室内ではエアコンを活用する
- 涼しい服装や帽子・日傘を使う
- 涼しい場所や日陰でのこまめな休憩
- 規則正しい食生活を送る
- 熱中症警戒アラートをチェックする(出典元:環境省 熱中症警戒アラート)
室内か室外、スポーツか仕事かなどシチュエーションごとに熱中症対策は異なってきますが、基本的にこまめな水分補給と涼しい場所でのこまめな休憩がポイント。
「涼しい場所が見つからない」
「暑い屋外でどうやって太い血管を冷やすの?」
こんなときに便利なのが日傘などの日光を避けるアイテムと、最新の冷感デバイス「ネッククーラー Slim」です。
ネッククーラーSlimはシリーズ累計で100万台以上は売れているという大ヒット商品で、使い方もカンタン!
ヘッドホンを首にかけるように装着して電源を入れるだけで使えます。
ハンズフリーで使えるので水分補給のジャマにもなりません。
冷蔵庫内の壁を触っているような冷たさで首の太い血管を冷やし、全身をクールダウンしてくれる冷感デバイスです。
夏旅にはもちろん、ちょっと体を動かときや気温の高い場所での活動をするときに持っておきたい商品です。
熱中症の原因と基本の対策がわかったところで、夏旅の熱中症対策について紹介していきます。
夏旅の熱中症対策
夏旅の熱中症対策は、旅行前の準備から始まります。
基本の熱中症対策を意識しつつ、夏旅で用意しておきたい熱中症対策について紹介していきます。
夏旅に持っていきたい熱中症対策グッズ
旅の準備にパッキングは不可欠。夏旅に持っていきたい熱中症対策グッズを紹介します。
- ネッククーラーSlim
- 冷却スプレー
- 汗拭きシート
- 小型扇風機
- 帽子・日傘
- お茶・スポーツドリンクなどの水分
- いざというときの経口補水液
持っていきたいグッズの使い方も絡めて、夏旅の熱中症対策を解説していきます。
●ネッククーラーSlimなどの冷感デバイス用意する
身につけるだけで体を冷やせるグッズは、旅行でも重宝します。
例えばテーマパークや飲食店の行列などで、暑さを避けられない状況も夏旅では想定されますよね。
そういった状況でも、ネッククーラーSlimを始めとする冷感デバイスを持っていけば、手軽に体を冷却できるのでおすすめです。
使い方は、電源ボタンを長押しして首に装着するだけ。首に引っ掛けているだけですので激しいアクティビティや絶叫マシンでは取り外した方が良いでしょう。
バネの力で程よく首をホールドするので、観光名所を散策するような観光では外れる心配も少なく、安心してお使いいただけます。
また、強・弱・ゆらぎの3つのモードを好みに合わせてお使いいただけます。
※ゆらぎモードは強〜弱を繰り返すモードで、冷たさの感覚を保つモードです。
旅行先に持って行くのに便利な折り畳み式。
iPhone13と比較しても変わらない大きさまでコンパクトになります。
夏旅のお供にネッククーラーSlim、お勧めです。
●冷却スプレーで火照った体をシュッと冷却
火照った体をスプレーで手軽に冷やせる冷却スプレーも夏旅に持っておくと便利です。
香り付き対応のスプレーもあるので、好みに合わせて選んでみてください。
●汗拭きシートを活用する
夏旅で汗を拭き取るときには、汗拭きシートが有効です。
汗はベタベタとして気持ち悪いですが、体を冷やすための大切な体温調節機能の1つです。
汗を完全に拭き取ってしまっては、気化熱で体温を下げる汗の機能を妨げてしまいます。
汗拭きシートを活用すれば、肌に水分を残しつつ汗も拭き取れるので夏旅で重宝しますよ。
衛生面でも活躍するので、夏旅には汗拭きシートを持っていきましょう。
●小型扇風機で体を冷やす
冷間デバイスで血管を冷やすのも有効ですが、小型扇風機で汗を気化させて体温を下げるのも熱中症対策に有効です。
汗をかいた服の中にも風を送ると、爽快感は抜群!
小型扇風機も、夏旅のお供に忍ばせておく良いでしょう。
ちなみにサンコーのピタファンならファンだけでなく冷却プレートも付いてるので、暑くなったら直接カラダを冷やすことも出来ておススメです!
●帽子・日傘で日差しから身を守る
屋外の観光では、日差しを防げる場所を探すのに苦労することがあります。
そんなときに日光から身を守ってくれるのが帽子や日傘。
「日傘って旅行の邪魔になりそう」
確かに、大きな日傘はコンパクトにまとめたい旅行道具の邪魔になりますね。
そこで便利なのが、折り畳みミストシャワーブレラです。
折り畳み式でコンパクトな日傘で、優しく降り注ぐミストシャワーで熱中症対策におすすめの商品となっています。
手軽に日差しから身を守れるグッズは夏旅に持っていきましょう。
●スポーツドリンク・お茶でこまめな水分補給いざという時の経口補水液も
夏旅での水分補給手段として、スポーツドリンク・お茶を用意しましょう。
小まめな水分補給に使います。汗をかいたときに水分と共に補給したいのが塩分。
汗をかくと塩分も失われるので、水やお茶ばかり飲んでいると「低ナトリウム血症」になる危険もあります。
かといってペットボトルのスポーツドリンクは、糖分が高く飲み過ぎると「ペットボトル症候群」と呼ばれる糖尿病になることもあるので気をつけましょう。
参考までに環境省が作成・公表している、保健指導マニュアル「熱中症を防ぐためには」によると、水分補給について以下のような記述がありました。
日常生活で摂取する水分のうち、飲料として摂取すべき量(食事等に含まれる水分を除く)は1日 あたり1.2㍑が目安とされています(図3-2)。また、大量の発汗がある場合は水だけでなく、スポー ツ飲料などの塩分濃度0.1 ~ 0.2%程度の水分摂取が薦められます。
引用元:環境省 熱中症を防ぐためには
また、いざ熱中症を疑うような症状が出たときのために経口補水液も用意しておきましょう。
大塚製薬より引用(https://www.os-1.jp/)
体を暑さに慣らす熱順化をする
暑い夏旅に出る前に、暑さに体を慣らす熱順化を行っておきましょう。
熱順化とは、本格的に暑くなる前に汗をかいておき、体を夏さに慣らすことです。
熱順化のやり方としては、ジョギングなどの軽い有酸素運動や湯船10分に浸かったりして体を熱に慣らして行います。
熱順化の段階で熱中症にならないように注意してくださいね。
熱順化した体は熱を放出しやすい体になっているので、熱中症対策になるということです。
熱順化は数日から数週間かかるので、余裕を持って暑さに体を慣らしていきましょう。
旅先で熱中症かな?と思ったら冷やす・飲む・迷わず救急車
どれだけ準備や対策をしていても、その日の体調によってなってしまうのが熱中症。
旅先で、気分が悪くなる・頭が痛くなる・フラフラなどの症状が見られたとき以下を参考に対応してください。
- 涼しい場所に移動する
- 衣服をできるだけ脱いで体を冷やす
- 経口補水液を飲む
- 迷わず119に連絡する
熱中症は、命に関わる危険な状態です。
自分はもとより、旅の仲間が熱中症になった場合は熱中症患者から目を離さないようにしてください。目を離したすきに急変して意識を失ってしまうこともあります。
初期対応の1~3を行ったら、迷わずに119に連絡することをお勧めします。
まとめ
最高気温を毎年のように更新し続ける近年は、熱中症への対策や対応をしっかり行って旅に出る必要があります。
「自分は頑丈だから大丈夫」
などと油断することなく、楽しい旅を良い思い出で終われるように夏旅は熱中症に備えておきましょう。