「寒さ対策をしながらできる節電方法を教えて!」
「冬のおすすめの節電グッズってないの?」
とお悩みではありませんか?
冬は1年を通して最も電気代が高くなる季節です。
寒いからと言って、油断して暖房を使いすぎると、電気代の請求書を見て青ざめることになりかねません。
「でも、暖房を使わないと寒いし、貧乏くさいのは嫌だな」
という気持ち、わかります。
そこで今回は、「寒さ対策をしながら節電する」そんなわがままを叶える方法を紹介していきます。
冬の電気代は夏よりも高い
「冬の電気代ってどれくらい高いの?」と疑問をお持ちではないですか?
2022年に行われた総務省の家計調査によると、2人以上世帯の電気代平均が8月で11,914円に対し、2月が15,331円と冬の方が高額になっているとわかります。
(出典:総務省家計調査 2人以上世帯の平均)
冬の電気代が高くなる理由としては、以下の3つがあげられます。
- 外気温と室温の差が夏に比べて大きい
- おうち時間が増え暖房器具を長い時間使う
- いくつかの暖房器具を同時に使う
3つ全てに共通するのが「暖房費」にお金がかかるという点です。
冬は、外気温と室温の温度差が大きく、室温がエアコンなど暖房器具の設定温度になるまで時間がかかるため、消費電力が高くなりがちです。
早く部屋を暖めようと、ストーブなど他の暖房を同時に使うと、更に電気代がかかる負のスパイラルにおちいってしまうこともあります。
しかし、暖房費をケチっては、快適な冬を過ごせません。
そこで次に、寒さ対策をしながら節電にもなる、パーソナル暖房を使った節電術を3つ紹介していきます。
寒さ対策と節電を兼ね備えたパーソナル暖房節電術3選
パーソナル暖房を活用すれば、寒さ対策と節電を両立できます。
なぜパーソナル暖房が必要かというと、エアコンの性質にあります。
エアコンは部屋全体を温めるのが得意な暖房ですが、1人だけを温めるのって実は苦手なんです。そのため「エアコンを使っているのに、なぜか寒い」という経験をした方もいるのでは無いでしょうか。
パーソナル暖房の主な例としては、こたつや電気毛布などが挙げられます。
電気毛布やこたつなどは、消費電力の小さい暖房器具です。使用する電力の小さい暖房器具でも上手に使えば、部屋の一部だけ暖かい空間を作り、節電しながら暖かく快適に過ごせます。
具体的に、パーソナル暖房の暖房節電術として以下の3つを紹介していきます。
- こたつで節電
- 電気毛布で生活
- 足を暖める
どれもパーソナル暖房器具さえあれば、手軽に始められる方法ですので、ぜひ試してみてください。
こたつを使ってエアコンの使用量を減らす
エアコンよりこたつの電気代の方が安いので、こたつを使ってエアコンの使用量を減らせば、節電になります。
例えば、
- こたつに入って生活してエアコンを使わない
- こたつで暖まってエアコンの設定温度を下げる
などをすれば、冬の電気代を節約できるでしょう。
※(出典:Panasonic エアコン1時間ごとの電気代はいくら?冬の暖房の省エネな使い方も解説)
でも「こたつから出たら寒いんだよな」と思われた方、安心してください。歩けるこたつ「こたんぽ」を使えば、こたつの温もりを身にまとってご飯を作ったり掃除をしたりといった家事ができます。
こたんぽを着るときは、ドローコードでウェストにしっかり固定するので、動いているときも落ちにくく「家事をするときにずり落ちてくる」といったストレスはありません。
さらに電気代もこたつよりもお得ですので、冬の節電の強い味方となってくれます。
こたんぽを活用して、寒さ対策をしつつ、冬の電気代を快適に削減しちゃいましょう。
電気毛布で生活する
家で1人だけで過ごすときなどは、電気毛布にくるまって生活すれば、エアコンを使うよりも電気代がかかりません。
人によって寒さの感じ方が違いますが、痩せ我慢しない程度に電気毛布だけの生活をすれば手軽に節電できるので、おすすめの方法です。
電気毛布にくるまって生活していると気になるのが、電気毛布がぐちゃぐちゃになって体からずれてしまうこと。
そこでおすすめなのが、だら活毛布です。
だら活は、腕が通せる電気毛布で、ベストのように身につけられるため、肩から毛布がずり落ちることなく快適に過ごせます。
消費電力も80Wで1日6時間31日使っても461円と、前述したエアコンの電気代4,470円よりも断然お得です。
だら活毛布を活用して、快適な節電生活を送りましょう。
足先を暖めてエアコンの設定温度を下げる
足先の冷えでエアコンの設定温度を上げている方は、足先を暖める暖房器具や靴下をはいて、エアコンの設定温度を下げましょう。
暖かい空気は、天井付近に溜まる性質があるため、足元が寒くなりがちです。
特に冷え性の人は、足先がキンキンに冷えてツライ思いをすることも…
冷えた足先を暖めるために、エアコンの設定温度を上げるのは効率が悪いですよね、
そこで、
- 足先を暖める暖房器具を使う
- 厚手の靴下を履く
- 床にマットを敷いて床からの冷気をカットする
といった対策をして、足元を温めてあげましょう。
足先を暖めるのにおすすめなのが「どこでも床暖スリッパ」です。
どこでも床暖スリッパは、ヒーターが内蔵されたスリッパで、履くだけで足先をぽかぽかと温めてくれる冷え性の強い味方です。
5,000mAhのモバイルバッテリーで給電すれば、最大17時間も稼働できるので、朝から夜までずっと足先を温め続けてくれます。寒い日に1日中家で過ごしても電池切れの心配が少なく安心です。
ヒーター内蔵ですが、洗濯も可能なため「ヒーターで汗をかいたから洗いたい」という方でも安心してお使いいただけます。
寒さ対策をしながら冬の電気代を削減するアイデア8選
寒さ対策をしながら、冬の電気代を削減するアイデアを8つ紹介します。
- エアコンの設定温度を下げる
- エアコンのフィルターを掃除する
- サーキュレーターで暖かい空気を循環させる
- 厚着をする
- 加湿して体感温度を上げる
- 窓からの冷気を窓断熱でシャットアウト
- 入浴で体をの芯から暖まる
- 底冷えの対策
一つずつ紹介していきます。
①室温20℃を目指してエアコン暖房の設定温度下げる
エアコン暖房の設定温度を下げれば、節電になります。
環境省は20℃を目指して、室温を調整すれば良いと発表しているので、まずは室温20℃を目指せば良いでしょう。注意したいのが「室温20℃」という点です。
大切なのは、エアコンの設定温度を下げることと、生活が苦にならない室温を見つけ出すことです。
ちなみに、暖房の設定温度を1℃低くすると、約10%の消費電力削減になると言われています。(出典:環境省 家庭でできる節電アクションより)
②エアコンのフィルターを清掃する
エアコンのフィルターを掃除すれば、エアコンの稼働効率が上がり、節電ができます。
エアコンは、室内の空気を吸い込んで暖めて排出するため、吸い込み口のフィルターが詰まっていると効率よく部屋の空気を暖められません。
フィルターの掃除は、2週間に1度が目安ですが、エアコンの説明書を読んでフィルター清掃時期の目安を確認しておきましょう。
ちなみに、フィルターを掃除すれば暖房時で、約6%の消費電力削減されると言われています。(出典:環境省 家庭でできる節電アクションより)
エアコンのフィルターはこまめに掃除して、エアコンに負荷をかけないようにしてあげましょう。
③サーキュレーターで部屋の空気を循環させる
サーキュレーターで、部屋の空気を循環させれば、体感温度が上がりエアコンの設定温度を下げる手助けをしてくれるでしょう。
「エアコン暖房のおかげで、室温は上がったけど、なぜか寒い」といった経験はありませんか?それは、暖かい空気は天井付近に溜まり、床付近に冷たい空気が溜まる性質があるからです。
サーキュレーターで天井付近に溜まっている暖かい空気を循環させて、床付近におろせば生活する場所が暖まるため体感温度が上がります。結果として、エアコンの設定温度を下げられるので節電につながるというわけです。
④厚着をする
ちょっと肌寒いからエアコンの設定温度を上げたり、暖房を上げたりしていませんか?
そのような方は、いつもより1枚厚着をすれば、体が暖まってエアコンの設定温度を下げられますよ。
以下のようなものを重ね着してみましょう。
セーター:軽いものなら生活がしやすい
ブランケット:膝や肩にかけて体を暖める
フリーズジャケット:着るだけで暖かい
上記の中でも、レッグウォーマーは特におすすめです。首や足首などにある、太い血管を温めれば、からだ全体が温まります。
厚着するなら、しっかりと暖まるものが着たいという方は、電熱ヒーターの入ったはんてん「ほかてん」がおすすめです。
ほかてんは、5箇所のヒーターで背中を温めてくれるから、上半身がぽかぽかと暖かくなります。
ヒーター内蔵とはいえ、電源を入れなくても裏起毛で暖かいので、羽織るだけで十分に暖かさを感じられますよ。
10,000mAhのモバイルバッテリーなら、最高4.5時間の連続稼働が可能です。
こたんぽと合わせて使えば、エアコン要らずの1日を過ごせるでしょう。
はんてんらしい短めの袖が、昭和レトロを感じさせるとともに、ちょっとした書き物や家事などの作業性も良いのが嬉しいポイント。
現代版のはんてんで寒さ対策をばっちりと行い、冬の電気代を削減しましょう。
⑤加湿をして体感温度を上げる
湿度が高いと体感温度が上がるため、適度に加湿を行いましょう。
筆者の経験上、湿度50%〜65%、暖房設定温度22℃にコントロールすると、快適に過ごせると感じています。
湿度は温度と違って体感でわかりにくいため、湿度計を置いて目で見えるようにしておくと良いでしょう。
快適に過ごせる範囲で加湿を行なって、体感温度をあげれば暖房の使用を少し抑えて節電ができます。
⑥窓からの冷気を窓断熱でシャットアウト
家全体の熱の約50%は、窓から逃げると言われています。また窓からは冷気が入ってくるので、窓断熱をすれば、室温の低下を防止できて、無駄な暖房費の削減につながります。
主な窓断熱の方法としては、以下のようなものがあります。
- 断熱を窓に貼る
- プチプチを貼る
- カーテンをする
- 内窓を施工する
- スキマをふさぐグッズを使う
冷たい窓ガラスは、暖めた空気を床に流れ込む冷たい空気に変えてしまいます。「コールドドラフト現象」と言われる現象で、エアコンの暖房は強いのにいつまで経っても足元が冷たいし部屋が暖まらない原因の一つです。そのため、窓断熱を行えば足元の寒さ対策としても有効なんです。
窓の近くでヒヤッとした経験がある方は、窓断熱をして節電と寒さ対策をしましょう。
⑦ぬるま湯に20分浸かり体の芯から温まる
入浴方法を工夫すれば、体の芯から暖まり節電にもつながります。
環境省のWARMBIZを紹介しているページによると、体の芯から暖めるには、38℃〜39℃ほどのぬるま湯に20分かけて半身だけ浸かるのが効果的と紹介されています。(出典:環境省 COOL CHOICE WARMBIZ)
給湯温度も低く、お湯の使用量も少なく済む入浴方法ですので、電気代と水道代も削減できます。
「でもちょっと寒そう」という方は、工事不要で肩湯システムを後付けできる「極楽かた〜ゆ」を活用すれば快適なバスタイムを送れるでしょう。
かた〜ゆは、湯船のお湯を循環させて使うため、新たにお湯をつぎ足す必要がありません。
また、肩湯ですので半身浴程度のお湯でも上半身に温もりを感じられます。
極楽かた〜ゆを使って、少ないお湯でも快適なバスタイムを堪能してください。
⑧底冷えの対策
床がひんやりとして、寒さを感じることを底冷えと言います。底冷えの対策も冬の節電・寒さ対策に重要なポイントです。
原因としては、冷たい空気が下にたまるコールドドラフト現象やスキマ風・床断熱の低さなどが挙げられます。
対策としては、
- カーペットやラグをしく
- アルミシートを敷く
- 窓からの隙間風や冷たい空気を防ぐ
といったものが有効です。
電気代を削減する4つの小技
1年を通して電気代を削減する小技を4つ紹介します。
- リビングに家族で集まって生活する
- 使っていない証明は消す
- 待機電力を削減する
- 冷蔵庫の節電
どれもすぐにできる方法ですので、すぐに実践してみましょう。
リビングに家族で集まって生活する
リビングに家族で集まって生活すれば、他の部屋のエアコンを動かさずに済みます。
先述したPanasonicのエアコンが2台あるとすれば、リビングで固まって過ごすだけで1ヶ月約4,470円もお得になる計算ですね。
家族とのコミュニケーションの機会も増えるので、たまにはリビングで家族で過ごす機会を作って節電しても良いですね。
使っていない照明は消す
誰もいないのに使っている照明って意外とあります。
例えば、玄関や物置、廊下の照明などをつけっぱなしではないですか?
そういった使っていない照明を探し、電源OFFにするだけで節電になるので、すぐに試してみてください。
待機電力を削減する
使っていない家電のコンセントを抜けば、待機電力の削減になります。
資源エネルギー庁省エネルギー対策課によると、1世帯で年間に使用する電気消費量4,432kWhのうち228kWhが待機電力であり、電力消費の5.1%を占めているそうです。
(出典:資源エネルギー庁省エネルギー対策課「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」より)
- テレビ
- BDレコーダー
- エアコン
- 電話機
などになります。待機電力の削減を心がけましょう。
冷蔵庫の節電をする
365日24時間動きっぱなしの家電は冷蔵庫だけです。そのため、冷蔵庫の節電は、電気代の削減に繋がります
冷蔵庫の節電方法は以下のようなものがあります。
- 設定温度を変更する
- 冷蔵庫にものを詰め込みすぎない
- 冷凍庫にはものを詰める
- 熱いものは冷ましてから入れる
上記のような節電方法を試して、冷蔵庫の消費電力を抑えてみましょう。
パーソナル暖房で快適な節電をしよう
冬の節電&寒さ対策は、パーソナル暖房が鍵です。
快適に節電をするためにも、今回紹介した節電方法とパーソナル暖房を掛け合わせて、節電に取り組んでみてください。