コンセントがあるので、家にある家電が使えるというメリットがあります。
電源サイトとは
電源サイトとは、ご家庭にあるようなコンセントが設置されているキャンプサイトです。
電力の使用上限はあるものの、ご家庭で使用している暖房器具などを使用できるので、快適に冬キャンプを楽しめます。
冬キャンプ初心者に特におすすめしたいキャンプサイトですね。
電源サイトの注意点!使える電力(W数)に限界がある!
と浮かれる前に、1つ大きな注意点があります。
電源サイトには、使える電力(W数)に上限が設定されています。
キャンプ場によって違いますが、おおむね1000W〜2000Wが上限です。
家電を持っていく前に、使用中の最大W数を確認しておきましょう。
例えば、電源サイトで便利と言われているホットカーペットは、3畳用になると700Wから800W、こたんぽは80W、電気毛布は40W〜100W程度となっています。
電気ストーブなんか、1000Wのものもありますね。
電源サイトで冬キャンプをするメリット
コンセントがあるってだけで、どれくらいキャンプが快適になるか疑問に思うかたもいらっしゃいますよね。
電源サイトでキャンプをする具体的なメリットについて以下の項目ごとに具体的に解説していきます。
装備を揃えやすい
パソコンやスマホなどを使いやすい
暖房器具が使えて寒さ対策がかんたん
電源サイトは、家庭用のコンセントがついているためご家庭で使っている暖房器具を使えます。
例えば、電気毛布やこたんぽ、2~3人用のホットカーペットなどが冬キャンプで使いやすい暖房器具ではないでしょうか。
冬キャンプでは、寒さ対策をしっかりしておかないと、大きな事故につながることもあるので、暖房器具が使えるのは大きなメリットですね。
暖房器具や調理家電が使えるので装備を揃えやすい
冬キャンプで電源サイトを利用すると、寒さ対策がかんたんにできるため、冬キャンプの装備が揃えやすいメリットがあります。
本格的な冬キャンプ、いわゆる電気をあまり使わない冬キャンプは、寒さ対策のためにあったかい服装や冬用シュラフなど数万円する装備を購入しなければなりません。
さらに薪や焚き火台といった、火を使うための道具もあるので荷物も夏キャンプよりかさばります。
例えば、おひとりさま用フライヤー「カラリ」は、定格消費電力400Wです。
上限1000Wまでの電源サイトでも使えるため、串揚げやポテトフライ、アヒージョなんかも楽しめますね。
パソコンやスマホなどをバッテリー残量を気にせず使える
電源サイトを使うメリットとして、パソコンやスマホを使いやすい点があります。
冬キャンプに限らず、通常のキャンプだとモバイルバッテリーや太陽光バッテリーを持参して、ライフラインでもあるスマホの充電をキープする必要がありますよね。
また、ノマドワーカー、リモートワーカーの方が電源サイトを利用すればキャンプをしながら仕事ができます。
会社員の方は、就業規則などを確認してくださいね。怒られる場合があります。
キャンプ場で、パソコンを使いたい方には、移動式ワークデスク「どこでもテレワークスタンド」がおすすめです。
高さ調整、角度調整が可能で、かんたんにリモートワーク環境を整えられます。
電源サイトでキャンプをするときに用意するもの!おすすめグッズも紹介
という疑問をお持ちの方のために、電源サイトでキャンプをするときに用意するものを以下の項目ごとに紹介します。
- 底冷え対策のグランドシートや銀マット、ホットカーペット
- 防水タイプの延長コード
- あったかいシュラフなどの寝具
- あったかい服
- 電源サイトでも使える暖房家電
- 電源サイトでも使える調理家電
電源サイトで冬キャンプをするときにおすすめな、あったかグッズや調理家電も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
何はともあれ底冷え対策
冬キャンプでもっとも大切なのが、底冷え対策!
「床からの冷えなんて冬用シュラフがあれば良いでしょ」
なんてお考えのあなた!過去の筆者のように夜中に車に逃げ込むハメになりますよ。
冬の大地は、容赦無く私たちの背中をキンキンに冷やしてきます。まるで背中に保冷剤を敷かれているような最悪な体験をしたい方は底冷え対策なしでどうぞ。
- ブルーシート
- グランドシート
- テントのフロア部分
- 銀マット
- 断熱性の高いテントマットなど
- ホットカーペット
- ラグ、ブランケット
「敷きすぎじゃない?」
とおもうかもしれませんが、これくらいはやりましょう。
コットを使って床から離れて寝るのも◎
その場合は、シュラフに加えとこたんぽ(80W)や電気毛布の足先くるみん(103W)を併用するとよりあったかく快適に寝られます。
足先くるみんをコットの上に乗せて、敷毛布感覚で使うとあったかそうですね。
暑くて寝苦しい場合や、寝汗がすごいなどの場合は使用を中止してください。
冬キャンプの寒さと汗冷えで、体調を崩しかねません。
延長コードは必需品!防水タイプを選ぼう
コンセントからテントの近く、あるいはテント内まで電源をひっぱるために必要なのが延長コード。
電源サイトでは、当然ながらコンセントが外に用意されているので、延長コードは必需品と言えるでしょう。
延長コードと言っても、雨に打たれる可能性のある外で使用するので、防水タイプの延長コードを用意しましょう。
雨で電源がショートして停電などがあったら、他のキャンパーにも迷惑がかかります。
防水タイプの延長コードを用意しましょう。
あったかいシュラフなどの寝具
電源サイトを利用すると言っても、冬キャンプが寒いことに代わりありません。
シュラフの中でも特にあったかい冬用シュラフを用意しておくと、あったかく過ごせます。
注意点として、冬用シュラフと暖房器具をセットで使うと暑すぎる可能性もあるのでお気をつけください。
あったかい服
電源サイトを利用したキャンプでも、テント外の寒さは普通の冬キャンプと変わりません。
冬の登山にも使えるアウターや、インナーダウンに加え、電熱線の入った発熱する服も用意しておくと良いでしょう。
電熱線の入った服では、「洗えるヒーターベスト」がおすすめです。
洗えるヒーターベストなら、インナー使いできて動きやすく、さらにポケット付近に入った電熱線のおかげで手先が冷たくなってもすぐにあたためられます。
モバイルバッテリー式になっているので、電源なしでお使いいただけます。
という方は、何度も使えるカイロバンドなどいかがでしょう。
腰回りや服に貼り付けてご使用いただける商品で、温度調整も可能という優れものです。
キャンプだけじゃなく、普段使いにもおすすめしたい商品です。
電源サイトでも使えるW数の暖房家電
電源サイトでは、電力の上限があると解説してきました。
という疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。
一般的には、2〜3畳用のカーペットがおすすめです。
ただし、3畳用のカーペットは700w~800W程度の電力を使うので他の家電と併用したときに容量オーバーになることも…
そこでできるだけ低電力でおすすめできる家電を紹介します。
歩けるこたつ「こたんぽ」(60W)
低電力であったかく、なおかつ使いやすいのがこたんぽ。
こたんぽは、ドローコードをしぼることで着たまま作業が可能です。
ぬくもりを感じたまま作業できるので、調理や片付けなどがはかどりますね。
コントローラーのついた電源ケーブルもかんたんに取り外せるので、使いやすいですよ。
足先くるみん(103W)
電気毛布の中でも約180cm×140cmと大判サイズで、足入れポケット付きな足先くるみんもおすすめです。
ソロキャンプで、小さいテントを利用するならカーペットより足先くるみんの方が使いやすいかもしれません。
表はフランネル生地、裏はボア生地とぬくもりを感じる素材を使われているのも嬉しいポイントですね。
電源サイトでも使えるW数の調理家電
冬キャンプは暖房器具などに目が行きがちですが、調理家電も重要なギアの1つです。
しかし調理家電って、思ったより電力を使います。
例えば、瞬間湯沸かしケトルなどは1200W〜1400W程度も電力を使うんです。
という方のためにおすすめの調理家電を5つピックアップしたので参考にしてみてください。
おひとりさま用マグケトル(275W)
冬キャンプであったかいスープや飲み物を手軽に作れるのが、おひとりさま用マグケトル。
マグカップ型の湯沸かしケトルで、お湯を沸かしてそのまま飲めるようになっています。
飲み物だけじゃなく、茹でて冷凍した野菜とスープの素を入れればかんたんにスープを作れる優れものです。
もちろん、インスタントのポタージュスープやラーメンなんかにも対応しています。
45℃/ 60℃/100℃の3段階で温度調整ができ、なおかつ保温機能までついているのも嬉しいポイントですね。
こたんぽと一緒に使うと体がポカポカで気持ちいい!
おひとりさま用フライヤーカラリ(400W)
冬キャンプをしながら、揚げたての揚げ物を食べたいなら、おひとりさま用フライヤーカラリがおすすめです。
300ℓという、フライヤーの中では少ない油で揚げ物を作れます。
また、揚げ物を作るときに、めんどうな温度調整もカラリが行ってくれます。
メスティンなどで揚げ物をする方もいらっしゃるかと思いますが、温度調整を行ってくれるカラリの方がだんぜん美味しく揚げ物をいただけますよ。
串揚げや唐揚げ、フライドポテトなどは家で仕込んでおけばキャンプ場での調理も楽々!
俺のラーメン鍋(800W)
冬キャンプをしていると「体の芯からあったまる食べ物が食べたい、、、鍋とか」と思うことがあります。
俺のラーメン鍋なら、美味しいラーメンだけじゃなく、あったかい鍋も作れてしまいます。
鍋ができるということは、雑炊やリゾットもお手の物。
使用電力は800Wと大きめですが、持っていく価値は十分あります。
おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器(185W) / 2段式超高速弁当箱(185W)
「さすがに炊き立てのご飯は、火がいるよね?炊飯器は大きすぎるし」
いえいえ、そんなことありません。
おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器があれば、0.5〜1.0合のご飯を14分で炊き上げてくれます。
炊き込みご飯も作れる優れもので、キャンプ飯のアレンジにももってこい。
炊いたご飯を俺のラーメン鍋に入れて雑炊を作っても良いですね。
おかずも同時に調理できる2段式超高速弁当箱(185W)なら、おかずも蒸し調理ができて弁当アレンジの幅が広がります。
カレーなどのレトルト調理品を同時に温められるのも、水の使用がある程度限られているキャンプでは嬉しいポイント。
キャンプ場で、出来立て弁当を楽しみましょう。
火要らずで卓上キャンプ飯「エレクトリックメスティン」[ 450W(100V),540W(220V) ]
「キャンプをしにきたならメスティン使いたいでしょ!」
そんな方には、電気で調理をするユニークなメスティン、エレクトリックメスティンがおすすめです。
温度調整もできるので、固形燃料やアルコールランプを使う普通のメスティンより使い勝手が良いです。
煮る、炊くだけじゃなく、フタが鉄板になり焼く調理もできる優れものです。
まとめ
電源サイトを利用した冬キャンプは、快適で安全なキャンプを楽しめます。
この記事で紹介したように、電源サイトには、
- 電力上限がある(1000W〜2000W程度)
- 延長コードが必要
- 底冷え対策は大切
などのいくつか注意点があります。
この記事を参考に、電源サイトで使える家電片手に冬キャンプを楽しんでみてくださいね。