夏の熱中症対策は?リスクを抑えて快適に夏を過ごそう!

夏を迎え、気温が上がるにつれて警戒が必要なのが熱中症です。

なんとなく「自分には無関係」と思っている人もいるかもしれませんが、毎年死亡者が出ているなど命に関わる事故に発展することもあるため、注意が必要です。

では、熱中症を予防するにはどのような対策が有効なのでしょうか。
熱中症になるメカニズムと一緒に紹介します。

例年の熱中症の搬送状況

汗をかいたサラリーマンのイラスト

「熱中症は危険」と毎年のように報道されていますが、具体的にどの程度の人が熱中症になっているのでしょうか。
総務省の公開データから、例年の搬送状況を見てみましょう。
参考:令和3年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況|総務省

もっとも搬送人数が多いのは7月と8月

熱中症によって搬送される人が出るのは、おもに5月から9月にかけてです。

令和3年の5月から9月では、熱中症によって搬送された人数は4万7,877人です。
日本人の人口を1億2,500万人として概算すると、約2,600人に1人の割合で熱中症によって搬送されていることになります。

そのなかで、7月と8月に搬送された人数は3万8,951人です。
搬送された人のうち、約81%が7月と8月に集中していることになります。

猛暑の季節は、室内外のどちらにいる場合でも、熱中症に警戒が必要です。
今回参照した情報は、あくまで「搬送された人数」ですので、熱中症で具合が悪くなった人なども含めると潜在的に熱中症にかかった人はもっと多いのではないでしょうか。

搬送された人のうち0.1~0.2%が死亡

平成27年から令和3年までの7年分の集計データを見てみると、熱中症で搬送された人のうち、死亡する確率は0.1%から0.2%ほどでした。

令和3年は80人が死亡しています。

熱中症患者の半数以上が高齢者

厚生労働省の公開情報によると、熱中症の患者のうち半数以上が65歳以上の高齢者です。

高齢者は加齢により体の各種調節機能が低下しており、暑さに対する耐性が低く熱中症にかかりやすいのです。

高齢の方は、猛暑の時期は決して無理をせず、しっかりと体調を管理することが重要となります。
参考:熱中症予防のための情報・資料サイト|厚生労働省

熱中症になるしくみは?

暑そうな女性

では、暑さによって体に不調をきたす熱中症にはなぜかかるのでしょうか。
症状別に、熱中症発生のメカニズムを見てみましょう。
参考:熱中症が起こるメカニズム|大塚製薬

汗の放出による脱水症状と熱疲労

人体は、暑さを感じると体温を調節するために汗を放出します。
汗の量が多くなる猛暑の時期は、汗の生産のために多くの水分が必要です。

水分の補給が追いつかず体が脱水状態になると、倦怠感や嘔吐、頭痛といった熱中症の代表的な症状が出ます。
これが熱疲労と呼ばれる現象です。

血液の循環と酸欠による熱失神

熱失神とは、熱中症によるめまいや立ちくらみ、失神などの症状の総称です。
人間の体は、体温が上昇すると体に循環する血液の量を増やし、体の外に熱を逃がそうとします。

このときに皮膚の下をとおる血管の血液の量が増え、一時的に脳の血液の量が減少し酸欠状態となります。
これが、血圧の低下や意識障害など熱失神の原因です。

電解質の不足による熱けいれん

人間の体は、汗の生産・放出に大量の水分を消費しますが、このとき水分と一緒に放出するのが電解質(おもに塩分)です。

塩分には、人間の筋肉の動きを調節する働きがあります。
そのため不足すると筋肉がうまく動けなくなり、足のつりやけいれんの原因となります。

体温の急上昇による熱射病

炎天下で長時間作業するなど継続的に暑さに晒されていると、体の体温調節機能が追いつかず、体温が急上昇することがあります。

この「熱射病」は非常に危険な状態であり、脳に深刻なダメージを与えたり、意識障害を引き起こします。
熱中症のなかでも重症に分類される現象で、ときには命にかかわる場合もあるためとくに警戒が必要です。

熱中症の効果的な対策は?

水分補給する子供たち

熱中症は恐ろしい症状ですが、ある程度暑さとうまく付き合っていくことも必要です。
では、熱中症を警戒しつつ快適に暮らすには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

室温が上がったらエアコンを使う

屋内では、室温が上がったらエアコンを適切に使うことが推奨されます。

節電のためにエアコンの使用を我慢してしまう人もいるのですが、体への影響を考えるとおすすめできません。

室温が28度を超えると屋内でも熱中症リスクが高まるため、温度が上がりすぎないよう調整してください。

こちらの記事では、夏場の室内で涼しく過ごすためのアイデアを紹介しています。こちらも参考にしてください。

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こまめに休憩し水分・塩分を取る

屋外に出ている場合、体調不良を感じる前にこまめに休憩しましょう。

お店に入ってひと休みするのも良いですし、日陰で休むのも体温を下げるのに効果があります。

休憩するときは水分と塩分を忘れずに補給してください。
塩分が添加されたスポーツドリンクや飴などが販売されていますのでこちらも活用してみましょう。

涼しい服装で過ごす

ファッションや日焼けを懸念してつい夏場でも厚着になってしまうことがありますが、なるべく涼しい服装で過ごすことが大切です。

半袖を着用するのも良いですし、日焼けが気になるのであれば風通しの良い薄手の素材の服を選んでもよいでしょう。
服の中に温度や湿気をため込みにくい状態を作れれば、熱中症になるリスクを抑えることができます。

クールダウンができる対策グッズを使う

家電メーカー各社では、効率的に体をクールダウンさせ、熱中症リスクに備えるためのグッズが販売されています。
必要に応じてこれらを取り入れることで、熱中症になりにくい環境を作ることが可能です。

サンコーでは、夏場の外出におすすめの各種製品を取り扱っています。

▼サンコーの大人気商品「ネッククーラーSlim」

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今回は、そのうちの一つ「セナクール」を紹介します。

セナクールで夏を涼しく過ごそう

特徴・吸気ファン搭載で服の中の湿気を除去
・ひんやり冷たい冷却プレートを装備
・目立たない薄型のデザインを採用
サイズH12.9cm×W6.0cm×D2.8cm
電源タイプUSB-C(電源側はUSB-A接続)
稼働時間最大2時間
※モバイルバッテリーからの給電で延長が可能
価格(税込)7,980円

商品の詳細を見る >

セナクールは、新感覚の「首からさげて背中を涼しくする」暑さ対策グッズです。
目立たないデザインで場所を選ばず使いやすいという特徴があります。

冷却プレートで背中を冷やしクールダウン

セナクールには、ちょうど肩に当たる部分にペルチェ式冷却プレートが搭載されています。

首から肩にかけて効率的に冷やしてくれるため、じんわりと体全体をクールダウンできます。

吸気ファンが服のなかの湿気を外に排出

セナクールには小型の吸気ファンがついており、首の付け根あたりに位置するようになっています。

実際に使ってみると分かるのですが、ファンには空気が吸い込まれることで、服の中の空気を循環させることが可能です。

▼風力チェック中。30cmの距離でティッシュがわずかに泳ぐくらいの吸気ができる。

服にたまった熱と湿気を外に排出できるため、服のなかがべたつかず、かつ冷えすぎないちょうど良い環境になります。

薄型・細いアームで外でも目立たない

セナクールは、首からさげて服の中で稼働するよう設計されているため、邪魔にならないようコンパクトかつ薄型の設計となっています。
▼人の指より細いスリムなアーム

▼本体の厚さ。2.8cmの薄型設計。

実際に装着してみるとこんな感じです。

悪目立ちしないので外出でも気にせずつけていけるのが嬉しいですね。
夏祭りの浴衣での使用も想定して、着物とも合わせてみました。

襟の高さがある分、注意して見ないと本体はほぼ見えません。

※装着してます。
着物のあわせの中にアームがすっぽり隠れてしまうので、つけていても分かりません。
浴衣や着物で外出する際はつい暑さを我慢しがちなので、セナクールで体を冷やしながらお祭りを楽しむのも良いですね。

モバイルバッテリーから給電できるので長時間使用も可能

セナクールはモバイルバッテリーから給電が可能なので、長時間の使用もOKです。

稼働時間はモバイルバッテリーの容量によって異なりますが、サンコーが販売している10,000mAhのモバイルバッテリーであれば、最大10時間稼働できます。

モバイルバッテリーST

10,000mAh モバイルバッテリーST¥3,980
公式サイトで商品の詳細を見る >

なお本体にもバッテリーが搭載されており、満充電から2時間ほど使用可能です。
ちょっとしたお出かけに使うのであれば、内蔵バッテリーだけでも充分かもしれません。

熱中症対策で夏を涼しく乗り切ろう

熱中症は、ときに命にかかわります。
夏場に外出するときは決して過信せず、対策をとったうえで外出しましょう。

必要に応じて暑さ対策グッズを利用するのも、熱中症のリスクを抑えるのに効果的です。

サンコーでも人気の暑さ対策グッズを多数販売しています。
気になった方は通販ページもチェックしてください。

セナクール

冷却プレートで背中スッキリ涼しい「セナクール」¥7,980
公式サイトで商品の詳細を見る >