秋キャンプの服装完全ガイド!レイヤリングでおしゃれなのに暖かい秋キャンプにしよう

「秋キャンプに着ていく服装がわからない」
「おしゃれなウェアを着て秋キャンプに行きたい」
「秋のキャンプって暑いのか寒いのわからないから服が選べない」

秋は涼しくて過ごしやすいため、キャンプを楽しむにはもってこいの季節です。
しかし「涼しくて」の部分で悩んでしまうのが、秋キャンプの服装。暑いのか寒いのよくわからず、悩んでしまうことも、、、

秋キャンプは、涼しい時間と暑い時間どちらでも快適に過ごせるように、レイヤリング(重ね着)をするのが基本です。

とはいえ、服装の選び方やレイヤリングのコツが分からない方もいるはず。

そこで今回は、秋キャンプの服装や活躍する小物、温度別の服装などを紹介していきます。

【気温別】秋キャンプの服装早見表!これで寒さ対策もばっちり

「とにかく、秋キャンプの服装が知りたい」という方のために、キャンプ場の気温別で秋キャンプの服装早見表を用意しました。

まずは、表をチェックして、秋のキャンプに適した服装を考えてみましょう。

ちなみに、キャンプ歴5年近くになる筆者が、本当に着ていっている服装になります。

キャンプ場の
最低気温
アウター
(ジャケットなど)
ミドルウェア
(シャツなど)
インナー
(肌着など)
ボトムス
(ズボン)
15℃〜20℃シェルジャケット
マウンテンパーカー
長袖のTシャツ速乾タイプのインナー長ズボン
10℃〜15℃防風機能付アウター
シェルジャケット
ダウンベスト
厚手のシャツ
インナーダウン
ヒーターベスト
保温性のあるインナー長ズボン
10℃以下防風アウター
厚手のダウンジャケット
フリース素材の服
インナーダウン
厚手のシャツ
ヒーターベスト
保温性のあるインナー
タートルネックTシャツ
長ズボンとタイツ

筆者の肌感覚としては、15℃を下回るとグッと涼しくなります。キャンプ場の気温をtenki.jpでチェックして、服装を決めましょう。
tenki.jp キャンプ場の天気
上の表は、あくまで参考程度ですが、秋キャンプの服装選びをする際にぜひご覧になってください。

ちなみに、標高が100m上がると0.65℃気温が下がると言われており、「高原キャンプ場」などと名のつく場所は予想よりも寒いこともあるので注意が必要です。

次に、秋キャンプの服装に欠かせないレイヤリング(重ね着)テクニックについてもっと詳しく解説していきます。

秋キャンプの服装はレイヤリング(重ね着)で寒さに対応する

日中と朝晩の冷え込みで約10℃も気温差があるのが、秋キャンプ。さまざまな気温に対応するために、服を3つの層に分けて着込む「レイヤリング(重ね着)」でコーディネートを組みましょう。

秋キャンプのレイヤリング(トップス)は下記の3層構造が基本です。

  • アウター:一番外側の服。マウンテンパーカーやダウンなど
  • ミドルウェア:アウターの下に着る。シャツやベストなど
  • インナー:肌着。速乾性のあるものや保温性のあるものを状況によって選ぶ

気温別にどのような服装をすれば良いかなども紹介しつつ、レイヤリングについて解説していきます。

アウターは防水性も大切

アウターは一番外側に着る、マウンテンパーカーやシェルジャケットのことです。

冷え込んだときに上から着込んで、冷たい風から身を守ってくれます。

アウターを選ぶ際は、以下の3つをチェックしましょう。

  • ちょっした雨風のしのげる素材のものだと良い
  • 焚き火をするなら綿素材が良い、化学繊維のものは火の粉で穴が開く
  • 動きやすいもの

標高が高く、最低気温が10℃を下回るキャンプ場に行く場合は、筆者の感覚的にかなり寒く感じます。

そういった場合はダウン素材のアウターを選ぶと良いでしょう。

ミドルウェアは動きやすさと保温性

アウターの下に着るミドルウェアは、保温性と動きやすさを両立したものがおすすめ。
具体的には、

  • デニムシャツや厚手のコットンシャツ
  • インナーダウン
  • フリース
  • ダウンベスト
  • ヒーターベスト

などです。

シャツやベストは、動きやすく保温性もあり秋キャンプに向いています。

また、フリース素材の服は保温性と通気性を兼ね備えています。

1着持っておくと、「シャツじゃ寒いし、シェルジャケットを着ると暑い」といったときに便利です。

アウターを脱いだときに、寒くなりすぎないかなどを考えて、ミドルウェアを選びましょう。

インナーは機能性素材のものが良い

インナーは、一番下に着る服で、いわゆる「肌着」です。

汗をかきそうなら速乾性のあるもの、暖かさを重視するなら保温性のある素材のものを選ぶと良いでしょう。

筆者は、速乾性のある涼しげなインナーを着てミドルウェアで調整する方法を使います。

また、UVカット素材のインナーを着れば日焼け対策もできておすすめ。

涼しい気候の秋キャンプとはいえ、テントの設営時など、体を動かせば汗をかくこともあります。
着替えを2〜3着持っていっておくと安心です。

ボトムスはフルレングスでケガと寒さ対策

ボトムスはフルレングス(長ズボン)にしましょう。キャンプはゆったりする時間が長いとはいえ、アウトドアですので、転んでケガをしたり虫に刺されたりと言ったリスクがつきまといます。

フルレングスのボトムスなら、そういったリスクの軽減が可能です。

また、秋キャンプの夜は長く、寒さを感じる時間が多くなります。フルレングスのボトムスなら、寒さ対策にもなりおすすめです。

どうしても短パンが良い方は、保温性の高いレギンスやタイツを履いて、寒さやケガの対策をしましょう。

レインウェアも持っていこう

秋のキャンプには、突然の雨に対応できるようにレインウェアを持っていくと良いでしょう。

雨で体が濡れると、急激に体温が奪われ低体温症のリスクが高くなります。

カッパやポンチョなどのレインウェアを持っていき雨に濡れないように対策をしておきましょう。

秋キャンプには着回しできて暖かいヒーターベストがおすすめ!

もし「厚手のフリース素材やインナーダウンは動きずらそうだから嫌だな」という方もいらっしゃるなら【防寒性・保温性・発熱性・動きやすさ・着回しやすさ】を兼ね備えた、ヒーターベストがおすすめです。

ヒーターベストは、ポケット・腰・肩にヒーターが内蔵された、暖かくミドルレイヤーです。3段階で温度調整できるため、キャンプシーンでは「レイヤリング+ヒーターベスト」で寒さに合わせた調整ができます。

また、モバイルバッテリー式で、コードレスなのもキャンプには嬉しいポイント。作業をさながら、ヒーターの暖かみを感じられます。

3段階の温度調整機能

脇に配置されたサイズ調整ファスナーで、M~XXLサイズまで可変する仕組みになっており、さまざまな方に着用いただけます。あえて大きめに着用して、体を動かしやすくすると言った調整ができるため、キャンプシーンには嬉しい機能です。

サイズ調整を可能した脇部のファスナー

素材は、ほつれにくく破れにくい、テントにも使われる「リップストップ素材」に撥水加工を施して作り上げられています。

服が汚れたり破れたりしやすいキャンプなどのアウトドアシーンでも、使いやすい素材です。

カバンを背負ったときに負荷で断線しやすそうな肩部ヒーターは「2ℓのペットボトルを6本背負って仕事をする」という苦行のようなテストを2週間行い、問題ないことを確認しています。

格子状に織られ頑丈なリップストップ素材

ヒーターベストが持つ、キャンプシーン唯一の欠点は、アウトドア用品としては使うには少し地味なことです

しかし、地味ということは、コーディネートを組んだときに主張をしないので、派手なシェルジャケットやボトムスを着用しやすいメリットとも言えます。

暖かい・頑丈・動きやすいの3点が揃ったヒーターベストで、快適な秋キャンプをお楽しみください。

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レイヤリング+ヒーターベストで寒さ対策もできる秋キャンプのコーデ例

ヒーターベストを使って、実際に秋キャンプコーデを組んでみました。

着膨れしないので、何にでも合わせやすい印象です。
ヒーターベストの電源を入れて着用していたのですが、室内ということもありかなり暖かかったです。

アウターを脱ぐと、ヒーターの暖かさを感じながら動きやすいスタイルになります。

ぜひヒーターベストで、秋キャンプのコーデを組んでみてください。

秋キャンプの服装を選ぶときの注意点

秋キャンプの服装選びでは、注意するポイントが以下の3つあります。

  • 火の粉がかかっても良い素材やウェアを選ぶ
  • 動きやすい服にする
  • UVカット素材を選ぶ

一つずつチェックしていきます。

火の粉がかかっても良い素材にする

キャンプで着る服は、綿100%のものや難燃素材のもの選びましょう。

秋キャンプの醍醐味といえば、「焚き火」です。目と耳で癒しを感じ、暖も取れるため、秋キャンプには欠かせません。

しかし、パチっという癒しの音と一緒に飛んでくる火の粉は、化学繊維の服に穴を開けてしまいます。
難燃素材の服を選ぶと、服に穴があく心配が少なくなります。
化学繊維の高級な機能性アウターを着ていって焚き火で穴が空いたらショックですよね。
秋キャンプには、綿100%のものや難燃素材の服を着ていきましょう。

動きやすい服にする

秋キャンプには体の動かしやすい服装を選びましょう。

キャンプは,

  • テントの設営
  • キャンプ飯の調理
  • 焚き火の準備
  • テントの片付け

など、体を動かすことがたくさんあります。
ストレッチ素材の服など、体を動かしやすい服を着ていけば、テントの設営なども服装によるストレスなく行えます。
キャンプに行く前に試着をして、屈伸などをして動きやすければOK。
キャンプ場は足元も悪いことが多いため、転倒防止の観点からも動きやすい服装がおすすめです。

紫外線対策を意識した服を選ぶ

キャンプには、紫外線対策を意識したUVカット素材の服を選んで持っていきましょう。

秋キャンプは涼しく、太陽が出ている中で過ごす時間が多くなります

特に高原キャンプ場など標高の高いキャンプ場は、紫外線量も多くなるため、紫外線対策が重要です。

気象庁によると、紫外線は標高が1000m高くなると約10%強くなるそうです。

(出典:気象庁 紫外線の性質)

アウターでの紫外線対策は、アウターを脱いだら終わりのため、インナーで紫外線対策をすることをおすすめします。

秋キャンプで活躍する小物アイテム

秋キャンプでは、ウェアやボトムスの他にも体温調整アイテムや帽子などの小物があると便利です。

なぜなら、心地よく過ごせるように体温調整ができれば、より楽しく快適なキャンプになるからです。

秋キャンプで活躍する小物アイテムは以下4つがあります。

  • もこもこの靴下
  • 帽子で紫外線対策
  • 体温調整のブランケット
  • ネックウォーマー

一つずつ見ていきましょう。

暖かい靴下で足先の寒さを撃退

秋キャンプのテント内では、暖房も限られるので足先の冷え対策が必要です。足先の冷えには、厚手で暖かい靴下を用意しておくと安心です。

ウール素材の靴下は、保温性に加え通気性も良く、蒸れにくいので寝るときにも重宝します。
「せっかくのテント泊なのに足先が冷えて眠れない」なんて思いをしないためにも、暖かい靴下を持って行きましょう。

帽やサングラスで紫外線・日焼け対策

日差しの強さも和らいだ秋のキャンプは、夏キャンプと比べて紫外線・日焼けの対策を怠りがち。しかし、秋は夏よりも太陽が傾いていて、紫外線も斜めから降り注いでいます。角度的に夏よりも、顔や首に当たる紫外線への対策をする必要があります。

日焼けは肌の炎症です。日焼け=火傷の認識を持って、秋キャンプやサングラスを持っていきましょう。

体温調整のブランケット

服装のレイヤリングだけで体温の調整するのが不安な方は、ブランケットがあると安心です。
膝にかけて足元を温めたり、肩に羽織って上半身を温めたりと幅広い使い方ができるのがブランケットの魅力。

寒さに不安がある方は、ブランケットを持っていけば良いでしょう。

つけるだけで暖かいネックウォーマー

首元を暖めると体全体がぽかぽかしてくるため、ネックウォーマーも秋キャンプにはおすすめのアイテムです。

「マフラーでも良いのでは?」と思うかもしれませんが、マフラーは首から外れやすくアウトドア全般に向いていません。

テントの設営でマフラーが落ちるづけたらストレスですよね。
ネックウォーマーは、頭からスポッと被って使うため落ちにくいのがメリットで、キャンプに向いています。

秋キャンプコーディネートのアクセントとしても、使いやすいためネックウォーマーはおすすめのアイテムです。

秋キャンプでおしゃれ見えする服

「おしゃれな秋キャンプの服装を着たいな」と悩んでいらっしゃる方も多いはず。

メンズ・レディース別に秋キャンプでおしゃれ見えするアイテムを紹介していきます。

メンズ

秋キャンプでメンズが着ていくとおしゃれ見えするアイテムは、以下の通りです。

  • オーバーオール:ポケットがたくさんついていて実用面も○
  • ダウンジャケット:ダウン感の無いスタイリッシュなものがおすすめ
  • アノラックパーカ:ガバッと被ってすぐにおしゃれになれるパーカー
  • ダウンベスト:ハイネックのものだと首元のレイヤリングにもなる

レディース

秋キャンプでレディースが着ていくとおしゃれ見えするアイテムは、以下の通りです。

  • スカートタイプのオーバーオール:可愛さと実用性を兼ねている
  • ポンチョ:雨具としても優秀
  • 鮮やかな色合いのミドルレイヤー:フリースやシャツなどで華をプラス
  • 大きめのスウェット:袖を余らせるくらい大きいと、防寒+おしゃれ感が出る

秋キャンプは服装以外でも寒さ対策をしておこう

秋キャンプは、服装以外でも寒さ対策をしておくと、「キャンプに来たけど寒いから帰ろう」なんて失敗をしなくて済みます。

具体的な秋キャンプの寒さ対策としては、

  • 地面からの冷気をグランドシートやマットで防ぐ
  • 電源サイトを利用して電気ストーブや電気毛布を使う
  • 湯たんぽを抱きしめる

などがあります。

秋キャンプでは、地面からの冷気が襲ってきます。実は筆者が初めて秋キャンプをしたときには「地面が冷たすぎて眠れない」なんて失敗を経験しています

グランドシートやマットをテント内に敷いて、地面からの冷気をシャットアウトしましょう。

また、キャンプ場には「電源サイト」という家庭用コンセントが設置されたキャンプ場があります。
電源サイトでキャンプをすれば、電気毛布や電気ストーブといった家電製品が使えて、寒さ対策がかんたんにできます。

もし、「キャンプ場で家のようにくつろぎながら、寒さ対策もできる」そんな夢のような家電があったら、欲しくないですか?

そのわがまま、サンコーのだら活毛布で叶ってしまいます。

だら活毛布がキャンプにおすすめな理由は、
  • 電気毛布に腕を通す穴が空いていて、電気毛布を着れる
  • キャンプで汚れても、手洗いできれいにできる
  • コントローラー付きケーブルを取り外して、着たまま歩ける

の3つが挙げられます。

普通の電気毛布は、使っているときは暖かいけど、移動や作業をするときには体から離れるため、寒い思いをしていました。「電気毛布から出たら寒いから、動けない」なんて思いをすることも…

しかし、だら活毛布ならコントローラーケーブルを外して、暖かさを着たまま移動ができます。
テント内の移動や、夜中に星を見にいくときなども温もりを感じられるので、秋キャンプの寒さ対策としては、おすすめできる商品です。

タイマーがついているので、気持ちよくて寝過ぎてしまっても電源がオフになるため安心です。
「タイマー設定を忘れたら意味がないのでは?」という方もいらっしゃるはず。
だら活毛布は、オフにできない自動タイマーがついているので、最長4時間で故障がない限り電源がオフになります。

秋キャンプで家にいるかのような時間を過ごしたい方には、だら活毛布がおすすめです。

秋キャンプでは、服装以外にも寒さ対策をして、快適なキャンプを楽しみましょう。

秋キャンプの服装を楽しもう

秋キャンプは、気温が下がり夏と違ってレイヤリングができるため、キャンプファッションを楽しめます。
この記事を参考にして、秋キャンプのコーデを組んでみましょう。