2023年に発売された”つま先まるっとあったか着るこたつ「こたんぽ」”
着るこたつとは、名前の通り”まるでこたつを身に着けた感覚”で暖まることが出来る冬の家電です。サンコーの着るこたつはシリーズ累計7万台を売り上げており、メディアやSNSで注目されています。
一般的にこたつというと、設置するスペースや準備と後片付けに手間がかかるという印象があると思いますが、それを払拭したのが着るこたつ。手軽に使えるのが嬉しいポイントです。
今回は、THANKO(サンコー)の着るこたつ「こたんぽ」のプロジェクトリーダーにインタビューをしました。
今回インタビュー相手
第1章:考案するきっかけ
第2章:製品のポイント
ポイント①ヒーター
サンコーの着るこたつは広範囲にヒーターを配置していて、2023年版は昨年モデルよりさらに広くなっています。昨年モデルは中のヒーター部分が取外し可能だったのですが、それだとヒーターの範囲が限られてしまうという課題がありました。そこで今年のモデルはヒーター内蔵にし、胸元から足先までヒーター範囲を拡張しました。足先までヒーターが内蔵されているので、より暖かさをダイレクトに伝わる理想の着るこたつになりました。
ポイント②足先の構造
”着る”こたつなので移動する時に脱がずに移動出来るのが、サンコーの「こたんぽ」のメリットなんですが、弱点にもなり得る要素でもあったんです。それは足を出すところから冷気が入ってきやすいというものでした。弱点をどうにか改善すべく足先部分のデザインを試行錯誤しました。
必要な時は足を出して歩けるようにしつつ、止まっている時は冷気の侵入を防ぐデザインを画用紙でシュミレーションしながら徹夜で考えました。さらに足先にも中綿も入れたので保温性も高くなってます。
社内でも足先の冷えが気になるという人が多いのでそんな人たちにも納得して頂けるようにしました。
ポイント③生地・素材
まず今年モデルはより明るいベージュになりました。これは社員に聞き回って支持が多かった色味です。
毛足の長さにもこだわりがあります。毛足が長いと湿気を吸って毛束になったりへたりやすく、着心地や肌触りが悪くなってしまいます。これを改善しました。毛が抜けにくく、肌ざわりがいいのがポイントです。
ポイント④着脱用のファスナー
この部分はまさにユーザーの声を反映して改良された点です。昨年までのモデルは使用して脱ぐ際に、こたんぽを下まで降ろして脱ぐしかなかったんですね。これでは足腰が弱いユーザーには不親切なのかもしれないという考えもありました。
実際に会社への問い合わせの中で”ご高齢の方は転びやすいのでこのデザインではちょっと…”といったご意見も頂いたので、「このままではいけない」と思い改良しました。
第3章:試作とテスト
社内のカフェスペースに掲示版を設置して付箋とペンを用意し、「既存製品の着るこたつの良いところ・直して欲しいところ」「既存製品の着るこたつの良いところ」など意見を集めました。
それぞれ違う部署の、年代の違う社員の多様な意見を集めることで、よりユーザーに寄り添った商品にブラッシュアップできると考えたためです。
第4章:今後の展開
室内ではデスクワークや家事をする時に使いやすいと思います。暖かい部屋にいても下半身だけ冷えるという方も多いじゃないですか。そういった方におすすめですね。
使いやすさを追求したので幅広い方々に使用して頂ける商品にしたのでプレゼントもいいと思います。
あとは電熱半纏「ほかてん」とのW使いもいいと思います。着るこたつが下半身を暖めるに対して、半纏は上半身を暖めてくれるアイテムなので、両方使用したら全身暖まってどっちも脱げなくなると思います。
第5章:最後に一言
歴代のこたんぽよりさらに暖かさを感じていただける自信があるので、ぜひ使ってみて欲しいです。
空間を暖かくするエアコンやファンヒーターでは味わえない、こたんぽならではの暖かさを体感してください。
▲つま先まるっとあったか着るこたつ「こたんぽ」
こんな人におすすめ | ■足先の冷えが嫌い・冷え性の人 ■電気代が気になる人 ■家で過ごす時間が好きな人 ■休日は家でダラダラ過ごしたい人 |
価格(税込) | 12,800円 |