毎日のアイロンがけは、本当に大変ですよね。
「洗濯物を濡れままアイロンするとシワが簡単に取れる」とよく言われますが、

という方もいるでしょう。
結論から言うと、濡れたままのアイロンがけ(濡れがけアイロン)は、服の生地によってOK、NGが分かれます。
そこで本記事では、次の3点について詳しく解説します。
濡れがけアイロンをする時の注意点。
濡れがけアイロンNGな服のシワ対策。
濡れがけアイロンNGな生地でもシワを伸ばす時短術があるので、この記事を読めば面倒なアイロンがけも一瞬です。
空いた時間を、ぜひご家族と過ごす時間に使ってくださいね。
【結論】濡れたままのアイロンは、熱に強い素材ならOK
結論、濡れがけアイロンは熱に強い天然素材はOK、熱に弱い化学繊維はNGです。
OK素材 | NG素材 | |
大別 | 天然由来の素材 (=熱に強い) | 化学繊維 (=熱に弱い) |
具体例 | ● 綿 ● 麻 ● 絹 ● 木綿 | ● ポリエステル ● ナイロン ● ポリウレタン |
注意事項 | 前提として、アイロンがけがOKな商品であること |
【OK素材】綿や麻などの天然素材
綿や麻などの天然素材は熱に強いため、濡れがけアイロンしても大丈夫です。
ただし、必ず衣類の「洗濯表示」タグを確認し、アイロンがけ自体がOKな製品か確認してください。
天然素材を使っていても、アイロンがけそのものがNGな製品もあるからです。

【NG素材】ポリエステルなどの化学繊維
化学繊維の衣類は、濡れがけアイロンはNGです。
化学繊維は熱に弱いため、下記の恐れがあります。
- 繊維が溶けてテカリの原因になる
- 変色してしまう
アイロンOKのタグでも「濡れがけアイロン」はNG
濡れがけアイロンは、蒸気が発生して乾燥時よりも熱が伝わりやすくなります。
そのため、例え洗濯表示タグに「アイロンOK」の表示があっても濡れがけアイロンはしない方がいいでしょう。
濡れがけアイロンNG素材のシワ取り時短術はこちらをチェック
濡れがけアイロンOK/NGの判断ステップ
下記の2ステップで確認しましょう。
- 洗濯表示タグを確認:アイロンがけOKかNGか?
- 製品タグを確認:天然素材か化学繊維か?
STEP1洗濯表示タグを確認:アイロンがけOKorNG?
洗濯表示タグから、下の画像のようなアイロンのマークを探してください。
STEP2:製品タグを確認:天然素材or化学繊維?
アイロンがけOKなら、製品の素材を確認しましょう。
化学繊維と自然素材が混合して作られている商品もあります。
この場合は、化学繊維の割合によっては濡れがけアイロンは行わない方がいいでしょう。
【参考】アイロンアイコンの種類と意味
画像引用:消費者庁「新しい洗濯表示」
洗濯物を濡れたままアイロンがけする時のポイント
ポイントは「完全に乾ききるほどにアイロンをかけない」ことです。
熱に強い素材でも、急激に乾かすと、縮んだり変色したりするためです。
次のようにして乾ききることを防いでください。
- 乾く手前で止める
- 霧吹きで加水する

シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」
『濡れがけアイロンOKか確認するのが面倒』
『濡れがけアイロンで服が縮んだら困る』

シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」は小型乾燥機ですが、「濡れがけアイロン」と同じようにシワを伸ばしながら乾燥するため、アイロンがけが不要になります。
さらに温/冷 切り替え機能付きのため、熱に弱い素材にも使えるんです。
メリット①アイロンがけが不要
シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」なら、アイロンがけ自体が不要になります。
空気で服らむエアバッグで衣類を伸ばしながら乾燥させるためです。
セットしたら、あとは待つだけ。シワのないワイシャツの出来上がりです。
メリット②化学繊維にも使用可能
幅広い素材に使えるので、濡れがけアイロンNG素材にも使えます。
※ただし、下記画像に記載あるものには使えないので注意してください。
メリット③温冷切り替えで縮み・変色なし
低温モードでゆっくり乾燥できるので、縮みや変色の心配もありません。
完全に乾き切ってしまっても、低温なら服へのダメージはないので安心です。
シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」の詳細をみる
シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」の使用方法
実際にシワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」を使ってワイシャツを乾燥させてみます。
STEP0:開封
アイロンいらーずの構成部品は以下の通り。
- 本体
- アーム(左右各1本)
- エアバッグ
前作の商品をお使いいただいていた皆様からのお声から改良を重ね、分解できるコンパクト仕様に進化しました。
超小型になった上に「ハンガー型」なのでぶら下げたままの収納はもちろん、分解して棚に収納もできるので置き場所にも困りませんね。
STEP1:服を着せる
本体とアームを組み立ててエアバッグを装着し、その上に洗濯・脱水後の乾かしたい服を着せます。
STEP2:乾燥開始
タイマーを回すとエアバッグが膨らみながら乾燥がスタート!
このエアバッグが膨らむ力で、衣類のシワを伸ばします。
STEP3:服を整えて待つ
エアバッグが膨らんだらシワを整えるのが綺麗に仕上げるポイント!
洗濯物全体のシワを一気に伸ばしてくれます。
前も後も、全体的にシワ伸ばし!
洗濯物全体のシワを一気に伸ばしてくれます。
アイロンがけだと、『前の部分をかけていたら、背中の部分にシワがついてしまった…』
ということがありますが、シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」ならその心配も無用のようです。
稼働音もうるさくない
空気を送るファンの音は、大きめの扇風機くらい。
ドライヤーの一番出力の弱いモードよりも小さいかと思います。日常で使っていても、特に気になる大きさではありません。
STEP4:エアバッグのサイズ調節で洗濯物の伸びを防ぐ
エアバッグのサイズをヒモで調整。
調整により、過度に服が伸びてしまうことを防ぎます。
Yシャツだけでなく、伸びの気になるTシャツやセーターでも安心です。
細部まで考えられて作られていますね。
30分後…完了!
約30分もすれば、乾燥まで完了です。
大きなシワはなく、細かいシワもほとんど目立たないくらいのものでした。
アイロンの仕上がりには敵いませんが、普段使いには全く問題ないレベルでしょう。
洗濯の仕上がりをさらによくするひと工夫
シワを伸ばすことも重要ですが、そもそもシワを作らないように洗濯時にひと工夫することで、さらに仕上がりがよくなります。
具体的には、下記の3点がおすすめです。
- 洗濯時に畳んでネットに入れる
- 脱水時間を短めにする
- 干す前にシワをとる
工夫①洗濯時に畳んでネットに入れる
ネットに入れると他の服と絡まらないので、シワがつきにくくなります。
また、畳んで入れることで、縫合部以外に折り目がついたり、シワが発生したりすることを防げます。
工夫②脱水時間を短めにする
洗濯のシワのほとんどは、脱水の時にかかる大きな力によって発生します。
そのため、脱水時間を短くすれば、シワの発生は抑えられるのです。

工夫③干す前にシワをとる
干す前に全体のシワを伸ばせば、乾いた時にシワができにくくなります。
左右に引っ張ったり、遠心力で上下方向に伸ばすのも有効です。
まとめ:濡れがけアイロンは熱に強い自然素材ならOK
本記事では洗濯物を濡れたままアイロンがけしてOKな生地、NGな生地をご紹介しました。
結論、濡れがけアイロンは熱に強い天然由来の素材ならOKです。
OK素材 | NG素材 | |
大別 | 天然由来の素材 (=熱に強い) | 化学繊維 (=熱に弱い) |
具体例 | ● 綿 ● 麻 ● 絹 ● 木綿 | ● ポリエステル ● ナイロン ● ポリウレタン |
注意事項 | アイロンがけがOKな商品であることが前提 |
濡れがけアイロンNGでも楽にシワを取りたい場合は、シワを伸ばすハンガー型乾燥機「アイロンいら~ず」がおすすめです。
ほぼ全ての素材に対応できるので、アイロンの手間が一瞬で少なくなりますよ。
