パンやケーキを切り分けて食べたい。
こんなときにストレスになるのが、包丁ではなかなかきれいに切れないことです。
「インスタにアップしたかったのにせっかくのデコレーションが崩れて台無しに」
「食パンが斜めに切れて厚さにムラができてしまった」
こんな経験、誰しもありますよね。
こうした悩みに応えてサンコーが開発した商品が、電動ナイフ「エレクトリックナイフSlim」です。
今回は、こちらの商品を中の人Iが忖度なしでレビューします。
食品をきれいに切れる電動ナイフが欲しい方、ぜひチェックしてください。
【パン・ケーキ・トマトも】いろいろな食品を試し切りしてみる
さっそく、エレクトリックナイフSlimでいろいろな食品を試し切りしていきます。
今回試すのは、包丁ではなかなか切りにくく、日々みなさんを狂わせている以下の食品です。
- ショートケーキ
- サンドイッチ
- バターロールパン(焼きたて)
- 大福
- たいやき
- トマト
- スフレチーズケーキ
- 焼き豚
- ゆで卵
では、実際に切っていきます。
ショートケーキ
いきなり真打ちの登場です。
包丁でフルーツケーキを切る場合、上にのっているフルーツと断面が崩壊してしまうことが多いかと思います。
エレクトリックナイフSlimで実際に切ってみたケーキがこちらです。
断面の荒れや、層の潰れもなくきれいに切ることができました。
イチゴの表面に刃が引っかかり、切れずに生地にめりこまないか心配していたのですが、スッと刃が入ってくれたためひと安心です。
▼カットしたケーキを上から見たところ。スパッと切れているのが分かります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、今回ホールケーキではなくカット済みのケーキをさらにカットして試しています。
そのため、切るときにケーキが全く安定しておらず、横に倒れることも覚悟していましたが、力を入れずにカットすることで、自立したままきれいに切れました。
サンドイッチ
具がしっかり入ったサンドイッチも、包丁ではなかなかうまく切れないですよね。
野菜やお肉が刃にくっついてズレたり、パンが斜めになったりと、なかなかきれいな断面になりません。
今回は自作のホットサンドで試したいとおもいます。
具はキャベツとスクランブルエッグ、ソーセージ三本です。
エレクトリックナイフSlimで切った断面がこちら。
崩れやズレもなく、きれいにカットできました。
鬼門のソーセージゾーンも、引っかかりや切りにくさを感じることなく、スっと刃が入っていきました。
今回は試していませんが、カツサンドなどもっと厚みのあるサンドイッチでも問題なく切れそうです。
バターロールパン(焼きたて)
包丁では切りにくい食品の代表格の一つがパンではないでしょうか。
とくに焼きたては生地が柔らかく、包丁の前後の動きでつぶれてしまいやすいです。
今回は検証のために焼きたてバターロールを用意しました。
▼仕事にかこつけて焼いたバターロール。
オーブンから出したばかりなので、当然ながら表面はカリカリ、中はフワフワです。
エレクトリックナイフSlimで切ったところがこちら。
表面の焼き目の部分に刃が入りにくいかも、と心配していたのですが、こちらもあっさりクリア。
焼いたそのままの形を維持しつつ、スッと切ることができました。
大福
包丁で切りにくい和菓子の筆頭格が大福ではないでしょうか。
お餅の生地が包丁にくっつき「むにゅ」とつぶれてしまうため、こちらもきれいに切るのは難しいですよね。
エレクトリックナイフSlimで切った大福の断面がこちらです。
生地の表面部分に若干の荒れがあります。
刃がノコギリ状になっているため、やわらかいお餅を切るときはどうしても切り始めの部分がひっかかり、跡が残ってしまいますね。
とはいえ、ほぼきれいに切れるといってよいのではないでしょうか。
全体の形にも大きなつぶれはありません。
ケーキ類と比べると多少の切りにくさは感じましたが、完璧を求めないのであれば十分使えるかと思います。
たいやき
たい焼きの切りにくさは中身によって変わり、一番難しいのはカスタードクリームかと思います。
クリームのはみ出しや皮部分への付着で、断面の美観を損ねることも多いです。
とくに、焼きたては生地がふわふわしていますので、包丁でつぶれてしまうこともあります。
エレクトリックナイフSlimで切ったたい焼きの断面がこちら。
大きな崩れは見られず、クリーム部分の乱れも小さくなっています。
生地の表面がカリっとしていたため、固くなっていた部分が少し削れて粉が落ちてしまいましたが、その点を除けばおおむね及第点といえそうです。
トマト
トマトは水分が多くやわらかいため、完熟に近いものほど包丁では切りにくくなります。
今回は、軽く押すと指の形にへこむ程度の完熟トマトで検証してみました。
断面はこちらです。
刃のあともほぼつかず、スパッと切れました。
厚さ3ミリほどのスライスにも挑戦してみましたが、こちらもきれいに切れました。
電動ナイフで野菜を切る場面は少ないかもしれませんが、飾り用のカットや断面を美しく見せたいときには重宝しますね。
スフレチーズケーキ
「ふわふわすぎて包丁で切れない」食品の代表格、スフレチーズケーキです。
普通に切ると、半クリーム状のやわらかな生地が包丁にまとわりつき、断面がボロボロに荒れることもしばしば。
では、こちらをエレクトリックナイフSlimで切っていきます。
断面はこちらです。
驚くほどスムーズに切れ、断面もきれいです。
薄切りも問題なくできました。
電動ナイフは刃が前後に動き、ノコギリのようにカットするので、やわらかな生地も切りやすいですね。
包丁では切りにくいスフレ生地をきれいに切れるのは、電動ならではの特長です。
焼き豚
ここでお肉の塊に挑戦したいと思います。
今回は、スーパーの加工肉コーナーでおなじみの焼き豚を用意しました。
包丁で切ると脂がまとわりついて切りにくい焼き豚ですが、電動ナイフではどうでしょうか。
断面がこちらです。
表面の若干の荒れは見られますが、こちらもおおむねきれいに切れています。
冷蔵庫から出したばかりで、焼き豚自体が冷えて脂が固まっていたので、常温に戻しておくともう少しきれいに切れたかもしれません。
お肉の塊なので少々切りにくくはありましたが、焦らず刃が沈むのに任せてみると、大きく崩れることなく切れました。
ベーコンやローストビーフなど、他のお肉のカットにも十分使えるかと思います。
ゆで卵
黄身の部分が引っかかって切れにくいゆで卵ですが、エレクトリックナイフSlimではどうでしょうか。
今回は、最大限切りにくくして検証するため、10分茹での超固ゆで卵に挑戦です。
断面はこちら。
断面はかなり荒れてしまいましたね・・・・・・。
卵の黄身はみっしりと密集しているため、刃にまとわりついてかなり切りにくく感じました。
切るには切れますが、刃の跡もしっかり残ってしまっているため、美観を重視するときにはあまり向いていないかもしれません。
ただしここまでの検証で、やわらかいものをきれいに切るのは得意ということが分かっていますので、半熟卵ならまた違った結果になる可能性もあります。
エレクトリックナイフSlimできれいに切るためのコツは?
エレクトリックナイフSlimで食品を切る場合「食材を軽く手で押さえる」「無理に刃を押し込まない」という2つのポイントに注意してください。
食材は軽く手で押さえる
エレクトリックナイフSlimを使うときは、ナイフを持っているのと反対の手で食材を軽く押さえてください。
置いたまま両手でナイフを持つと、食材が刃の動きと一緒に前後するため、断面が荒れる原因になります。
無理に刃を押し込まない
ナイフを使うときは、刃を無理に押し込まないようにしましょう。
食品がつぶれる原因になります。
ナイフの自重で切り進めるイメージで、ソフトに刃を入れると失敗しにくくなりますよ。
エレクトリックナイフ Slimが得意・苦手な食品はある?
エレクトリックナイフSlimはさまざまな食材のカットに使えますが、特に得意な食品や、反対に苦手な食品もあります。
パンやケーキは特にきれいに切れる
得意なのは、パンやケーキなどやわらかな生地でできた食材です。
ノコギリ状の刃が繊維を裂くように動くため、断面の美観を損ねずにきれいに切ることができます。
トマトで検証したように果実系のカットも問題なくこなせるため、フルーツの乗ったデコレーションケーキやタルトの切り分けにも活躍できますよ。
固めの生チョコなど「固いけどなめらか」な食品はやや苦手
一方で、エレクトリックナイフSlimにも苦手な食品があります。
代表的なのが、固めの生チョコのように、固さとなめらかさを両立した食品です。
パンのように引き裂いて切る動きが通用せず、かといって刃で溝を掘りながら切れるほど固くもないため、断面がかなり荒れてしまいます。
実は、大失敗して検証部分に載せていなかった食品があります。
それがこちらです。
▼運悪く撮影時に居合わせたひ○こ(チョコフレーバー餡)
エレクトリックナイフSlimで切ってみると・・・・・・。
\ギャーッ!/
見るも無惨な結果・・・・・・。
こちらのひ○この中身は、あんことチョコレートの中間くらいの固さで、エレクトリックナイフSlimが苦手とする「固なめらか」な質感でした。
固ゆで卵の黄身もかなり荒れてしまいましたが、総じてこうした質感の食品にはあまり切れ味を発揮できません。
ご注意ください。
撮影用・来客用にきれいに切りたいときにおすすめ
食品の外観にこだわってカットしたいときは、エレクトリックナイフSlimはとくにおすすめです。
- 食べる前にSNSに写真をアップロードしたい
- 来客用のお菓子やケーキを美しく切りたい
- おしゃれな料理のための食材をカットしたい
など、こうした場面では活躍が期待できます。
興味のある人はぜひお試しください!
断面が美しいコードレス電動包丁「エレクトリックナイフ Slim」
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