スロークッカーは、アメリカで1家に1台あるとされる低温調理ができる調理器具です。
煮込み料理に向いていて、ほったらかしで調理できるからとても便利。
なかでもサンコーの「マスタースロークッカーポット」なら操作は簡単で、使いやすいサイズとお手入れのしやすさが魅力です。
この記事では実際に使いながら、その魅力をレビューしていきます。
使い方や何ができるか気になるという方は、ぜひチェックしてみてください。
スロークッカー(低温調理鍋)で何ができる?
スロークッカーは、沸騰しない程度の温度でじっくりと加熱する電気調理鍋です。
アメリカでは一般的な調理器具で、低温調理することで荷崩れしにくくて味が染みこみやすいから煮込み料理が得意。
一定の温度でじっくりと煮込むことで、均一に熱が伝わっておいしく仕上がります。
吹きこぼれず焦げ付きにくいため、かき混ぜる必要はありません。
カレーやシチュー、おでん、角煮、ふろふき大根や煮豆といった定番の煮込み料理のほか、ふかし芋といった蒸し料理も作れますよ。
メリットとデメリット
スロークッカーは火を使わないので、ほったらかしで調理できることが一番の魅力。
外出前に仕込んでおいて、帰宅後にできあがったものを食べる、といった使い方ができます。
またガスコンロやIHクッキングヒーターよりも低火力なぶん、電気代が安く済むのもよいところです。
とても便利で省エネな一方で、欠点もあります。
作るのに時間がかかるため、パパッと早く作る料理には向いていません。
またある程度スロークッカーを置いておくスペースが必要です。
圧力鍋との違い
省エネという点では、圧力鍋も人気があります。
圧力鍋は圧力をかけることで、食材に短時間で火を通すことが可能です。
ただし焦げ付くこともあり、ほったらかしで調理することはできません。
そのため煮込み料理を時短調理したいときは圧力鍋で、ほっておきつつじっくり作りたいときはスロークッカーと、場合によって使い分けるとよいでしょう。
「マスタースロークッカーポット」使い方と3つの特徴
サンコーの「マスタースロークッカーポット」は、ボタンを押すだけで簡単に煮込み料理が作れる電気調理鍋です。
シンプルな操作でよく、ほったらかしで簡単にひと品完成しますよ。
1. 3.5Lの大容量のセラミック釜
釜は、熱伝導と蓄熱にすぐれたセラミック製。
焦げにくくて冷めにくいから、作り置きにも向いています。
容量は約3.5Lと大容量。カレーライスなら9皿分も作れるので、家族が多い場合でも安心です。
最小水量は200mlなので、小家族の場合でも使えますよ。
2. 選べるモード4つ+自動切り替え保温機能
調理モードは4つから選べます。
「HIGH 4h」「HIGH 6h」「LOW 8h」「LOW 10h」の設定が可能です。
「HIGH 4h」は、火力強で4時間加熱します。
ひき肉と野菜を使うロールキャベツといった、短時間でも熱が入りやすい食材を使うメニュー向き。
「LOW 10h」は火力弱で10時間加熱します。
ビーフシチューや牛肉の煮込みメニューに向いていて、すね肉や肩肉などの煮込むほど旨味の出るかたまり肉を使うと、長時間煮ることでやわらかく仕上がりますよ。
メニューは一例ですが、本体にセットした釜に材料を投入し、ふたをして4つのモードから選んでボタンを押すだけ。
細かい設定をしなくてよいのが便利です。
またどのモードも、2時間の保温機能付き。
調理が終わると保温モードに移行し、2時間後に電源が切れます。
出かける前に仕込んで帰宅後に食べる場合は、保温に切り替える手間がなく便利です。
家族で食べる時間が違う場合は、温めなおさなくても温かい料理が食べられますよ。
3. お手入れがしやすい
ちなみに内釜が外せるタイプなので料理を作ってそのまま食卓に出すこともできます。
釜はセラミック製だから汚れが付きにくく、お手入れしやすいところがGOOD。
釜とふたは食洗器に対応しているのも、うれしいポイントです。手洗いする手間も省けますよ。
「マスタースロークッカーポット」で実際に料理を作ってみた
ではさっそく「マスタースロークッカーポット」を使って調理してみましょう。
今回は鶏肉のトマト煮を作ります。
鶏肉は煮込むほどに旨味が出る、手羽元を使用しました。
鶏手羽元
味付け塩こしょう
じゃがいも
里芋
オリーブオイル
トマトソース
トマトケチャップ
塩こしょう
パセリ
ローズマリー
まずは材料の下準備から。
鶏手羽元は骨に沿って切り込みを入れ、塩こしょうをします。
野菜はひと口大にカットします。
次に鶏手羽元をフライパンで焼きます。
フライパンを熱してオリーブオイルをひき、鶏手羽元とローズマリーを入れて、全体にこんがりと焼き目が付くまで焼きましょう。
この時点では、中まで火が通らなくてもOKです。
本体に釜をセットして、焼いた鶏手羽元とカットした野菜、トマトソース、トマトケチャップ、水を加えます。
ふたをかぶせて電源プラグを差し込み、電源&モードボタンをスイッチオン!
電源ランプが点灯し、電源が入りました。
電源&モードボタンは、押すごとにモードが切り替わります。
今回は「4h」のモードに設定。
操作パネルの「HIGH 4h」ランプが点灯しました。
すると加熱が始まります。
沸騰はしないので加熱されているか分かりにくいですが、本体に触ると熱いので気を付けてくださいね!
調理が終わると自動的に保温モードに変わり、2時間後に電源が切れます。
途中で調理を終わりたいときは、電源OFFのボタンを押せばOKですよ。
今回は4時間加熱したあと、2時間保温して電源が切れました。
ふたを開けるとふわっと湯気が立ちます。
器に盛り付けて、パセリを散らしたらできあがりです。
できあがった鶏肉のトマト煮は、旨味がたっぷり。
加熱してもガラス製のふたはくもるものの沸騰せず、完成しても煮崩れていないので、きちんと食材に熱が入っているか気になっていました。
そんな心配はまったくなく、鶏手羽元は箸でするっと肉がはずれます。
芋類は煮崩れせずホクホク。
見た目もよく、おいしく完成しました。
今回は4時間加熱するモードにしましたが、長時間にするほど鶏手羽先がもっとホロホロにやわらかくなりますよ。
お手入れの仕方
使ったあとは、本体や釜が完全に冷えてからお手入れしましょう。
特に釜は陶器製なので、熱いときに水洗いするのはNGです。
急激な温度変化により割れることがあるので気を付けてくださいね。
釜やふたは、食器用の中性洗剤を付けたスポンジで洗えばOK。食器洗い乾燥器も使えます。
本体は水洗いできませんが、汚れたらよく絞ったふきんで拭きましょう。
「マスタースロークッカー」を使ってよかったこと
操作は簡単!煮崩れない&ほったらかしOK
鶏肉のトマト煮は、本当にほったらかしでおいしく作れました!
4つのモードから選んでボタンを押すだけなので、操作は簡単。
鍋で作るよりも水分が蒸発しにくいので、煮詰まることなくとてもしっとり仕上がります。
完成するまで6時間あったので、傍らで別のことをしていましたが、まったく問題ありませんでした。
吹きこぼれたり焦げ付いたりもないから、これならセットして外出しても心配なさそうです。
生肉を入れても大丈夫
今回は味に深みを出すため、手羽元を焼いてからマスタースロークッカーポットに入れました。
時間がないときは、直接材料を釜に入れてもOKです。
モードは「弱」を選んでも釜温度は82.2℃以上になり、設定のある4つのモードでの調理は問題ありません。
ただし材料を釜に入れたまま放置したり、保温のみで使用したりするのはNG。
材料を入れたらふたをしてすぐに加熱するか、電子レンジで調理してくださいね。
いそがしい方の強い味方!マスタースロークッカーポット
「マスタースロークッカーポット」は、操作が簡単な電気調理鍋。
煮込み料理が、付きっきりでなくても作れます。
火を使わないのでほおっておけるから、いそがしい方の救世主。
食材をセットしておいて帰宅後に完成、という使い方もできて便利ですよ。
時間はかかりますが、低火力なので電気料金が安く済むところも見逃せません。
コトコトと時間のかかる煮込み料理は、「マスタースロークッカーポット」にお任せしてみてはいかがでしょうか。
毎日のごはん作りがずいぶん楽になりますよ。
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