簡単でたくさん作れる鍋は、日本の秋から冬にかけての定番料理。
美味しく暖まれるため、週に一度は鍋になるという人も少なくないでしょう。
鍋を作ったあとに出るのが、半端な量の残り野菜です。
こんなときは、残り野菜の活用料理でフードロス削減をしつつ美味しくいただいてしまいましょう!
今回は、鍋の残り野菜の活用アイデアを紹介します。
フードロス削減のためにも無駄なく使い切りたい残り野菜
鍋に限らず、料理では野菜を一つ丸ごと使い切らないことも多いですよね。
冷蔵庫の中に、野菜の切れ端が常時2、3種ある人もいるかもしれません。
こうした残り物の半端野菜を無駄なく使い切るコツは、少しずつ複数の野菜を使う料理にしてしまうこと。
たとえば、彩り豊かな中華料理などはその代表例です。
具体的な調理アイデアは後ほど紹介します。
【小話】実はけっこう深刻。家庭でのフードロス削減
SDGsの観点から、国際的にフードロス問題が取り上げられるようになってきました。
日本では、年間612万トンの食材が食べられずに廃棄されています。
体積にすると、なんと東京ドーム5杯分です。
国内で発生するフードロスの半分は家庭から出ているため、私たちにも無関係な問題ではありません。
まったく廃棄しないのは難しいですが、調理法を工夫することでフードロスを減らすことは可能です。
難しく考えず、食べ物を無駄なく使い切るためや、節約の一環として挑戦してみましょう。
鍋の残り野菜を使った調理アイデア7選
鍋の残り野菜は、鍋以外に使いにくそうに思えても、実はいろいろな料理に活用できます。
今日から試せる調理アイデアを七つ紹介します。
刻んでハンバーグに入れる
家に挽肉があるなら、野菜を細かく刻んでハンバーグに入れてしまうと無駄なく使い切れます。
ハンバーグに入れる野菜というとニンジンやタマネギなどが一般的ですが、どんな野菜を入れてもけっこう美味しく作れるんです。
ニンジン
タマネギ
ホウレンソウ
ヤマイモ(おろす)
豆腐
水分の多い野菜を使うときは、一度レンジなどで火を通して水気を絞ると、焼き上がりがベチャベチャしにくいですよ。
ピクルスにする
ピクルスとして保存し、少しずつ食べるのもおすすめです。
作り方も簡単で、タッパーや瓶に調味酢と野菜を入れて漬けておけばOK。
健康にもよく、フードロス削減にも役立ちます。
カブ
ニンジン
キャベツ
キノコ(一度加熱する)
調味酢は、お酢に砂糖やスパイスを入れて自宅で作ることもできますが、面倒であれば市販の味付け済みのお酢を使うのが手軽です。
ぬか床に入れる
自宅にぬか床がある人なら、残った野菜をぬか漬けにすることもできます。
ぬか床というと、管理にとても手間がかかるイメージがあるかもしれません。
ですが、週に一度混ぜれば良い熟成済のぬか床も販売されていて、意外と手軽に始められます。
ニンジン
カブ
ハクサイ
豆腐
ぬか床に野菜を漬けておけば、あと一品足りない、というときにも活躍してくれるので便利。
フードロス防止に一つ持っておくのもおすすめですよ。
炒めものにする
さまざまな種類の残り野菜が少しずつある場合などは、炒め物にしてしまうと一気に片付けることができます。
どんな野菜を入れても美味しいですが、白菜やキャベツなど、水分の多い野菜はとくに中華炒めと相性抜群です。
冷蔵庫のお肉と一緒にさっと炒めれば、それだけで立派なおかずになります。
カレーに入れる
鍋の残り野菜をまとめてカレーにしてしまうのも立派な活用方法です。
味が濃いので、どんな野菜も使えて、かつ野菜嫌いな子供にも受け入れられやすいメリットがあります。
面倒でなければ、余り野菜をまとめてミキサーにかけてからカレーを作ると、原型も残らずうまみも強くなります。
お好み焼きにする
鍋の残り野菜はお好み焼きの具にするのもおすすめです。
作り方もざっくりと混ぜて焼くだけと簡単なので、仕事や家事で疲れているときにも検討できます。
キャベツ
ネギ
ニンジン(おろして生地に混ぜるとふわふわに)
ヤマイモ(おろす)
モヤシ
餅
キノコ
リゾットや雑炊にする
ご飯と一緒に柔らかく煮れば、雑炊やリゾットにも活用できます。
お米と一緒に野菜も炊飯器で炊いてしまえば、ほったらかしで雑炊ができます。
もちろん、炊いたご飯や冷やご飯を使って鍋で作るのもOKです。
ニンジン
ネギ
豆腐
キノコ
ダイコン
カブ
ミズナ
キャベツ
繊維の少ない野菜をやわらかく煮れば、離乳食にもなります。
残り野菜を手軽に食べるならスープがイチ押し
ここまで残り野菜の活用アイデアを紹介しましたが、読んでいて「料理が面倒くさい」と思った人もいるかもしれません。
仕事で疲れて体力が限界な人や、そもそも料理があまり好きではない人には、まとめてスープにしてしまうことをおすすめします。
野菜を刻んで火にかければ食べられるので、簡単に手間無く野菜を使い切ることができます。
とくにおすすめなのが、スイッチ一つで勝手にスープを作ってくれる電動のスープメーカーを使うことです。
今回は、サンコーのスープメーカーを使って、実際に残り野菜でスープを作ってみました。
準備は5分。全自動調理ができるサンコーのスープメーカー
サンコーから販売されている「全自動食べるスープメーカー」は料理の際に出てしまう余り野菜などを、ワンタッチでスープにしてくれるグルメ家電です。
ポタージュ
煮込み
ジャム
豆乳
ミキサー
の5つの調理コースを搭載しており、具材を楽しめるゴロゴロスープや、ミキサー機能を利用して温かいポタージュなどを作ることができます。
最大で容量1.2Lまで対応しているため、家族分のスープをまとめて作りたい方や、作り置きがしたい方にも適しています。
早速冷蔵庫の残り野菜でズボラスープ作りに挑戦です。
お味噌汁は残り野菜のカットだけでOK
まずはお味噌汁作りに挑戦します。
加熱はスープメーカーに任せられるので、やることは野菜のカットのみです。
▼残り物のレンコンとニンジンを適当にカットして投入。
▼だし汁を入れる。
中の人宅ではだし汁をストックしているのでそちらを使っていますが、水+顆粒だしの素でももちろんOKです。
ボタン操作で煮込みモードにセットし、あとはできあがるまで放置しておきましょう。
▼コースごとに時間が決まっているので調理時間で迷う必要ナシ。
調理が終わったら音が鳴ります。
▼調理後のスープはこんな感じ。
あとは、ここに味噌を溶かせば簡単にお味噌汁ができます。
なお今回、味噌は完成後に入れましたが、それも面倒であれば最初から味噌を入れておいても問題ありません。
味噌を煮立てるので風味は落ちてしまいますが、より手軽に作れますので適した方法を選んでください。
とろとろのポタージュもスイッチ一つ
サンコーのスープメーカーはポタージュモードがついています。
休日の朝ご飯用にポタージュを作ってみました。
今回は、冷蔵庫に冷凍ブロッコリーと、カレーの残りのジャガイモがあったので、そちらを使いたいと思います。
▼材料をカット。適当なサイズのざく切りでOK。
▼切った野菜と塩・コンソメ・水を入れる
牛乳以外の材料をすべて入れ、ポタージュモードでスイッチを入れます。
ポタージュモードでは、加熱とミキサーでのかくはんを繰り返し、なめらかなスープにしてくれます。
23分後の姿がこちら。
とろとろのペースト状になっています。
こちらにレンジで温めておいた牛乳を加えれば、ブロッコリーとジャガイモのポタージュの完成です。
お店のポタージュのようになめらかな口当たりで、やさしい甘さのスープになりました。
ソースやドレッシング作りもおまかせ
ミキサーとしての機能も搭載しているので、ソースやドレッシングなどを作りたいときにも利用できます。
残り野菜でドレッシングを作れば、無駄なく使い切ることが可能です。
たまたま頂き物の梅漬けが余っていたので、サラダや料理に使えるようにペーストにしたいと思います。
▼梅漬けと水を投入。
ミキサーモードを選び、3分間かくはんします。
3分後の姿がこちら。
しっかりとペースト状になっていますね。
瓶詰めして、冷蔵庫に保管しておきます。
サンコーのスープメーカーは、放置するだけでいろいろなスープやソースなどが作れて非常に便利です。
子供から目を離せずガスを使いたくない人や、料理が面倒で家電に丸投げしたい人にもおすすめできます。
公式通販サイトでも取り扱っていますので、興味があれば覗いてみてください。
残り物がごちそうになる「全自動食べるスープメーカー」
公式サイトで商品の詳細を見る >
鍋の残り野菜は簡単調理で無駄なく食べよう!
鍋のあとに残りがちな半端野菜も、調理法を工夫すれば一気に使い切ることができます。
とくに、スープやお味噌汁、カレーはどのような野菜も使えて手間もあまりかからないのでおすすめです。
気になった方は、一度野菜室をチェックしてみてください。
まだ食べられる野菜の切れ端や使いかけが出てくるかもしれません。
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