【体験談】離乳食を食べない7か月赤ちゃんの6つの理由と効果的な離乳食の進め方

7か月の赤ちゃんが離乳食を食べなくて困ってるんだ

離乳食は赤ちゃんの成長と健康にとって重要な一歩ですが、食べないことに悩んでしまうこともありますよね。

結論からお伝えすると赤ちゃんの成長や発達、好みや嗜好、食事の環境など、さまざまな視点からアプローチすることが大切です。7か月の赤ちゃんは個人差が激しいため離乳食を食べないことに悩みすぎず、専門家のアドバイスを参考にしながら、赤ちゃんの成長を見守りましょう。

そんな私も子供が7か月のころ、離乳食を食べなくて悩みました。育児雑誌を読み漁り、離乳食を食べる工夫を繰り返した経験があります。

この記事では、

  • 離乳食を食べない理由
  • 離乳食を食べない子への対処法
  • 離乳食作りに役立つグッズ

についてご紹介します。

食べない悩みを解決し、楽しい離乳食の旅を一緒に進めましょう。

この記事の筆者


ねこまつげ
2人の男の子ママライター。猫を2匹飼っており家はとても賑やか。とにかく減らせる家事は減らしたい、楽できるところは楽したい。便利グッズを日々調べ、試すズボラ主婦。

7か月の赤ちゃんが離乳食を食べない6つの理由

それではなぜ離乳食を食べないのでしょうか。

さっそく理由を考えてみましょう。

そもそもおなかが空いていないから

7か月の赤ちゃんはまだ授乳やミルクが主要な栄養源です。

そのため、授乳やミルクをたくさん飲んでいる場合は、おなかがいっぱいで離乳食を食べたくないかもしれません。

私たちもおなか一杯の時に「さぁ!おいしーよー!いいねー!食べてみよー!」とテンション高く持ってこられたところで、「大丈夫、いりません」と言いますよね?

7か月の赤ちゃんも、おなかが空いていなければ食べられないのは一緒です。

あげ方が悪いとか、タイミングが悪いとか、離乳食が気に入らないとかそういう問題ではない時もあります。

ミルク大好き!離乳食はやだ!

7か月の赤ちゃんにとっておっぱいやミルクは、心理的な安心感をもたらします

ママやパパとのスキンシップや温かさを感じられることから、赤ちゃんはおっぱいやミルクが大好きですよね。

さらに7か月の赤ちゃんはおっぱいやミルクの味や飲み心地に慣れ親しんでいることが多いため、離乳食を食べることに抵抗を感じます。

赤ちゃんが離乳食を食べないのは、「離乳食が嫌い!」というよりは、「おっぱい、ミルク大好き!」ということなのでしょうね。

ブツブツの食感や味が好みではない

離乳食は7か月の赤ちゃんにとって新しい経験です。
おっぱいやミルクに比べると味や食感が異なるため、赤ちゃんがブツブツの食感に戸惑ってしまい、食べることに抵抗を感じることがあります。

我が家は離乳食初期のトロトロから中期のツブツブに移行するまでに1ヶ月かかりました。慣れるまでは口から吐き出す日々。

それでも1ヶ月後にはちゃんと食べられるようになったので、時間が必要だっただなと実感しました。

また、赤ちゃんにも味や風味の好みがあります。ゆっくりのんびり、赤ちゃんに合わせて進めていきましょう。

同じ味ばかりで飽きている

7か月を過ぎると赤ちゃんの味覚は徐々に発達していきます。

これまでに経験した味や食材に慣れ、新しい味や食材にも柔軟に反応できるようになっていきます。

そのため同じ味ばかりだと飽きてしまうこともありますよね。

新しい味や食材に対して、好みや嫌いがはっきりしてきたら、少しずつ様々な味を試してみて、赤ちゃんが受け入れやすい味を見つけていきましょう。
さらに7か月になると、離乳食は多様な食材を組み合わせることもできます。

もし赤ちゃんが特定の食材の味や食感に抵抗を感じる場合、他の食材を試してみることで好みが変わることも。

調理方法や調味料の使い方を工夫することも有効です!

体調や口腔内の問題

赤ちゃんの体調が悪い場合は、食欲が低下し離乳食を食べることができないことがあります。

大人でも風邪や発熱などの症状があったり身体的な不快感がある場合は、食事がしたくなくなりますよね。

しかし風邪症状がない場合などは専門家に相談することも一つの手段です。

なぜなら赤ちゃんの口腔内に問題があると、離乳食を噛んだり飲み込んだりすることが難しくなるからです。
口内炎や歯茎の腫れ、歯の生え方の影響などの痛みや不快感で赤ちゃんは離乳食を避けることもあるので、注意して観察してあげましょう

食事よりも遊びたい!

7か月の赤ちゃんは好奇心が旺盛で、新しい物や環境に興味津々!

「もっと知りたい!もっと見たい!」と、離乳食の時間になっても赤ちゃんは周囲の刺激や遊びに夢中になり、食べることに集中できません。

さらに7か月の赤ちゃんは、自分の意志や好みを表現し始めます。
遊びへの関心が強くなり「離乳食を食べたくない」と表現することが増えていきます。

どうしたら遊ばずに食べてくれる?

我が家ではテレビをつけない、目に入るところにおもちゃをおかない、というのを徹底したら効果的でした!

特にテレビオフは3歳になった今でも続けていて、ご飯がコミュニケーションの時間にもなるのでおすすめです。

7か月の赤ちゃんに与える離乳食の基準

WHOの離乳食の基準

世界保健機関(World Health Organization: WHO)によると、「離乳食」という言葉では載っておらず、「補完食(complementary feeding)」と定義されています。
「補完食」とは母乳から離れる「離乳」ではなく、母乳に加えて他の食物を与えるということ。

つまり、母乳を止めましょうね~ということではなく、母乳では不足しがちなエネルギーや鉄分、ビタミンやミネラルを補うことが目的なのです。

ただ実際は特別なものではなく「母乳の大切さを尊重した結果生まれた考え方」です。

 厚生労働省の離乳食の基準

【引用】厚生労働省 生後5か月からの「離乳スタートガイド」 別添スケジュール

厚生労働省からも、離乳食の必要な量や食材などが「離乳食スタートガイド」として発表されています。

「必ずこの通りにすべき!!」というものではありません。

「7か月の赤ちゃんはこれくらいでいいんだなぁ~。」とあまり思いつめず、目安として知っていると便利ですよ。

離乳食を食べない7か月赤ちゃんの対策8選

なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんのために、できることを8つご紹介します。

とにかく体を動かして遊ばせる

離乳食ではない時間帯に、赤ちゃんが自由にいっぱい遊べる時間を作りましょう!

体を動かすことでおなかが空きますよね。

体を動かす方法は、例えば、

  • 外で遊ぶ
  • 体操やベビーマッサージをする
  • プレイジムやベビージムで遊ばせる
  • 音楽やリズムに合わせて遊ぶ
  • 支援センターなどを利用して、他の子供と一緒に遊ばせる
  • ママやパパと一緒に楽しい遊びの時間を過ごす

などです。

7か月の赤ちゃんは、ママやパパと一緒に遊ぶことが大好きです。

いっぱい遊んで、赤ちゃんはおなかが空く、ママは産後のダイエットになる、一石二鳥ですね(笑)

\外でランチして気分転換/

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食器を変えてみる(特にスプーン)

赤ちゃんが離乳食を食べない場合、食器を変えることで興味を引くことができます。
特にスプーンは赤ちゃんの食べる体験に大きな影響を与える重要なアイテムですよね!

いろいろなスプーンの変更による対策をご紹介します。

  • 柔らかいシリコンスプーンを使う
  • 小さなスプーンを使う
  • 色と形の異なるスプーンを使う
  • 持ちやすいグリップのスプーンを使う

赤ちゃんが離乳食を食べない時は、とにかく色々試してみましょう!

悩んで苦しい思いをするより、ゲームのような感覚で楽しんでチャレンジするのも楽しいですよね。

いろいろな食材を使ってみる

赤ちゃんが離乳食を食べない場合、食材のバリエーションを増やして新しいメニューを試すことで興味を引けます。

季節の野菜を取り入れたり、豆腐や納豆、時にはフルーツなどをあげることで、「おいしい!」と思ってもらえるといいですよね。

発達段階や個々の特性(アレルギー)に合わせて適切なものを選んでください。
不安な時は、保健センターなどで、栄養士のアドバイスを受けることもおすすめします。

はちみつやナッツ、生魚など、7か月の赤ちゃんが離乳食で食べてはいけない食材には気をつけましょう。

離乳食の時間を変えてみる

赤ちゃんが離乳食を食べないときは、離乳食の時間を変えることで食事の進行がスムーズになることもあります。

朝食や昼寝前、お風呂の後など赤ちゃんの状態やリズムに合わせて柔軟に時間を調整してみましょう。

……と言っても食べないときはたべません(笑)

そんな時は赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にしながら、ママが無理しないことが大切です。

離乳食の温度に気を付ける

7か月の赤ちゃんが離乳食を食べない原因の一つに、離乳食の温度が関係している場合もあります。

赤ちゃんの口の中は温度に敏感なので、適切な温度で食事を提供することが大切です。

温度を確認し、均一な温度に調整することや、温度調節用の食器を利用することが役立ちます。

赤ちゃんの快適な食事環境を整えるために、離乳食の温度に気を付けましょう。

硬さ、大きさなど食感を工夫する

7か月の赤ちゃんが離乳食を食べない時は食材の食感や大きさが原因かもしれません。
赤ちゃんの舌や歯茎の発達に合わせた食材の硬さや大きさ、柔らかさを工夫することで食べる意欲を引き出すこともできます。

例えば、このような工夫ができます。

  • 柔らかく調理する
  • 軟らかい食材を選ぶ
  • 食材の大きさを調整する
  • あえてツブツブを加える
  • 食感の違う食べ物を組み合わせる
  • 食材の硬さを段階的に増やす(逆に柔らかくしてもいい)
  • 手でつかんで食べられる形にする

しかし、切って・つぶして・練ってなどはとても面倒!
そんな時は、
ブレンダーを使用すると便利です。

授乳回数を見直す

授乳回数の見直しは、離乳食を食べない7か月の赤ちゃんに対する効果的な対策の一つです。

授乳回数やタイミングの調整によって赤ちゃんのおなかの空き具合を調整し、離乳食への関心を高められます。

ただし、赤ちゃんの成長状況などに応じて授乳回数の調整はしてくださいね。

不安であれば保健師さんなどの専門家のアドバイスを受けながら、赤ちゃんの成長に合わせた授乳回数の見直しを行いましょう。

一緒に食事をする

7か月の赤ちゃんが離乳食を食べないときは一緒に食事をしてみましょう。

なぜなら赤ちゃんは他の家族が食事をしている様子を見ることで、食に興味を持つことがあるからです。

さらに、家族が美味しそうに楽しそうに食べる様子を見ることで、赤ちゃんもリラックスできます。

【体験談】7か月の赤ちゃんが離乳食を食べないエピソード

私も子どもたちが7か月の頃、離乳食を食べなくてつらい思いをしました

離乳食を食べてくれなくて悩んだ時は、無理やり口に突っ込むこともあったり。
育児書には「食事は楽しいことを伝えて」と書いてありますが、全く楽しくない(笑)

そんな自分に自己嫌悪……

そんな時に乳児検診などで専門家に相談し「母乳やミルクが飲めてるし、体重が増えていれば問題ないよ。お母さん、大丈夫!」と言ってもらえて涙が出ました。

今となっては、すくすくと元気に大きくなってくれています。
あなたも一人で悩まずに、専門家のアドバイスを受けながら、赤ちゃんの離乳食を進めていきましょう。

おすすめ離乳食レシピ

私の子どもも大好きだったレシピを2つご紹介します。

さつまいもとにんじんと鶏肉のピューレ

  • 1/4個のさつまいも
  • 1/4個のにんじん
  • 20gの鶏むね肉
  • 1カップの水または無塩の鶏肉スープ

調理手順

  1. さつまいもとにんじんを洗い、皮をむいて小さく切る
  2. 鍋に水または鶏肉スープを加え、さつまいもとにんじんを入れ、柔らかくなるまで煮込む
  3. 鶏むね肉を切り、鍋に加えてさらに煮込む
  4. 野菜と鶏肉が完全に柔らかくなったら、火から下ろし、ブレンダーなどで滑らかになるまで混ぜる

絹ごし豆腐のだし煮

  • 50gの絹ごし豆腐
  • 少量のだし汁(鶏肉や野菜のだしでも可)

調理手順

  1. 豆腐を崩しながら手でつぶす
  2. 鍋にだし汁・豆腐を入れて煮る
  3. 豆腐が柔らかくなり、だし汁が豆腐にしみ込んだら完成

まとめ:離乳食を食べない時も焦らずに進めていこう

今回の記事で紹介した、離乳食を食べない7か月の赤ちゃんの為の対策をまとめます。

  • とにかく体を動かし遊ばせる
  • 食器を変えてみる(特にスプーン)
  • いろいろな食材を使ってみる
  • 離乳食の時間を変えてみる
  • 離乳食の温度に気を付ける
  • 硬さ、大きさなど食感を工夫する
  • 授乳回数を見直す
  • 一緒に食事をする

7か月の赤ちゃんの成長には、とっても個人差があります。

またこの時期は、昨日はよく食べたのに今日はまったく食べなかったといった食べムラもよくみられます。

無理強いせず、焦らず進めていきましょう。

ママがいつもニコニコでいることが一番大事です!

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