お湯を沸かすだけじゃない!万能の電気ケトルでお茶やダシがおいしく煮出せる

今やほとんどの家庭に普及している電気ケトル。
電気ケトルは、少量のお湯を短時間で沸かしたいときに便利な調理家電で、
コンパクトで火を使わず、省スペースで使えるのが人気となっています。

今回ご紹介するサンコーの「電気ケトル」は、保温機能の付いた電気ケトル。
さらに茶こしが付いているからティーポットとしても使えて、お茶やだしをじっくり煮出すこともできます。

この記事では、実際に電気ケトルを使いながらレビューしていきます。
使い方や機能など、その魅力をチェックしてみてください。

火を使わずお湯が沸かせる電気ポットや電気ケトル

電気ポットと紙コップなどが並んだドリンクコーナー

電気ポットや電気ケトルは、電気でお湯が沸かせる便利な調理家電。
ガスや火を使わないため、安全性にも優れています

電気ポットはたくさんのお湯を沸かしたいときや、ずっと保温しておきたいときに向いていて、電気ケトルは必要なだけ早くお湯を沸かしたいときに便利です。

特に電気ケトルは電気ポットよりもコンパクトで省スペースですみ、軽量で扱いやすいのがよいところ。
一人暮らしや家族が少ない場合にぴったりです。

基本的に保温機能はついていませんが、この商品は保温機能がプラスされたタイプ。
お湯を沸かせるだけでなく、お茶やコーヒーなどメニューが各種あってマルチに使えますよ。

「万能ケトル」の3つの特徴と使い方

万能ケトルに水を入れて湯を沸かす様子

1. 7種類のモード&40~100℃に温度設定が可能

サンコーの「電気ケトル」は、設定されたモードによって温度が変化。
沸騰・コーヒー・スープ・紅茶・玉露・ミルク・保温の7つのモードがあり、「沸騰モード」以外はそれぞれの設定温度に達したのち2時間保温されます。

手動で温度を設定することもでき、40~100℃に5℃単位で温度設定が可能。
さらに予約機能も付いているから、都合のよい使い方ができますよ。

2. ティーカップ約9杯分の大容量サイズ

容量は最小0.35L~最大1.35Lまで。

ティーカップ2杯分ほどの量から沸かせて、ティーカップ約9杯分とたっぷり作ることができます。
ガラス製のポットなので、煮出し具合がよく見えますよ。

3. 操作とお手入れは簡単

操作は電源を入れてモードを選んで押すだけ。ディスプレイに表示されます。
設定温度を変更したい場合は、さらに温度ボタンを押して調整すればOKです。

お手入れは、電源プレートと本体外側以外は水で洗えます。
ポットはガラス製で匂いが付きにくく、茶こしはステンレス製でさびにくい作りです。

実際に使ってみた

万能ケトルの電源プレート、ポット、茶こし、取扱説明書

ではさっそく使ってみましょう。今回はお茶(杜仲茶)を煮出してみます。

箱から取り出すと、ポット部分の本体、電源プレート、ふた、茶こし、取扱説明書が入っています。
電源プレートを水平で安定した場所に置き、本体に水を入れて電源プレートにセットします。

容量はで0.35~1.35Lまでなので、水の量が最小以下または最大以上にならないよう気をつけましょう。
MinとMaxの目盛りがポットに入っているので、分かりやすいですよ。

スープや茶を作るときは、最大量が1.1Lなので、上から2番目の目盛りまでにすればOKです。

万能ケトルの茶こしをふたにはめる様子

次に、茶こしに茶葉やティーバックを入れます。
作る量によって、茶葉は加える量を調節すればOK。茶葉を入れた茶こしを、ふたにセットします。

茶こしの上にふたを置いて押し込むと、カチッと音がしてはまりますよ。
茶こしを左右に動かしてみて、動かなければセット完了。

茶葉はそのまま茶こしに入れても、お茶パックなどに詰めて入れてもよく、茶こしをセットせずに使うこともできます。

万能ケトルのふたをポットにはめる様子

本体にふたをかぶせます。
ふたのつまみ側に取っ手を合わせてぎゅっと押し込むと、しっかりとふたが締まりますよ。

そして電源プラグをコンセントにさすと、「ピッ」と音が鳴って電源が入ります。
ディスプレイが点灯するので、モードを選択しましょう。

万能ケトルの操作パネルを押す様子

電源ボタンを押すと、現在の水の温度がディスプレイに表示されます。

この状態でモードボタンを選択すると、モード番号の表示に変化。
7種類あるモードの番号や内容は、以下になります。

番号モード名温度保温時間
01沸騰100℃なし
02コーヒー95℃2時間
03スープ85℃
04紅茶80℃
05玉露60℃
06ミルク40℃
07保温80℃

今回はお茶(杜仲茶)なので、80℃の温度で煮出します。
04(紅茶モード)になるまでモードボタンを押し、そのまま4秒経過すると加熱がスタート。

温度を細かく設定したい場合は、モード番号が表示されている状態で温度ボタンを押せばOKです。
ボタンを押すごとに、40~100℃の温度設定が5℃単位で設定が可能
設定したい温度を表示させ、4秒経過すると加熱が始まりますよ。

またスタート時間は予約することもできます。

モード番号が選択して予約ボタンを押すと、予約時間がディスプレイに表示。
予約ボタンを押すごとに、1時間単位で1~24時間の時間設定ができます

例えば朝お湯を使うために夜セットしておく、という使い方もできますよ。

万能ケトルで煮出した、ティーカップに入ったお茶

04の紅茶モードで加熱し加熱すること7分、設定されている80℃まで温度が上がりました。
(温まる時間は水量や水温により異なります)

ここから時折加熱したり切れたりして、2時間保温状態になります。

煮出し具合を色で見て、できあがったお茶を飲んでみると、ちょうどよいおいしさ。
2時間ほどは、とても温かい状態のお茶を飲むことができます。

茶こしを入れたまま置いても、煮出しすぎて苦くなることはありませんでした。
もしこれ以上煮出したくない、というときは、茶こしを取り出せばOKです。

万能ポットでだしを取る様子

次にだしパックを使い、だしをとってみました。
だしパックを茶こしに入れてセットし、03(スープモード)を選んで加熱スタート。

茶こしが湯に当たる部分が少なくて、きれいに煮出せるか心配でしたが、
10分過ぎたあたりからよい香りがふわりと広がって、簡単にだしが取れました!

あらかじめだしをとっておく料理は、セットしておけばつきっきりでなくてもよいのでとても便利です。
セットされているスープモードなら、じっくりだしが煮出せるのもGOOD。

このまま味噌汁を作ることもできます。
保温状態で乾燥わかめや油揚げなどを入れて、味噌を溶かしたら完成。
スープモードは85℃なので、高温になりすぎないのもよいですね。

お手入れの方法

洗ってふきんの上にのせた万能ケトルのポット、ふた、茶こし

使用したら、電源プラグをコンセントから抜いておきます。

中身の液体や茶葉を取り除き、本体が冷めてから洗いましょう。
本体の内側や茶こし、ふたは、食器用の中性洗剤を付けたスポンジで洗えばOKです。

ただし、本体の外側は絶対濡らさないように気をつけてください。

茶こしやふたは食洗機で洗えますが、本体の丸洗いはできません
本体の外側と電源プレートは、水でぬらしたやわらかいふきんで拭いてください。

汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めてふきんに浸して絞り、汚れを拭き取ります。
さらに乾いたふきんでしっかりと拭き取り、乾かしてくださいね。

使ってみてよかったこと

万能ケトルとティーカップに入ったお茶

万能ケトルはお茶やコーヒー、だしなどメニューによって加熱温度が設定されているので、それぞれに合った煮出し方ができます。
例えばお茶やだしなどは、セットしてほおっておけばできあがっているのも便利です。

ディスプレイにはモード番号と温度が交互に表示され、分かりやすいですよ。
じっくりと煮出せるうえにガラス製のポットなので、煮出し具合が見やすいのもGOOD。

電源プレートはとても軽くて扱いやすい一方で、ポットをのせるととても安定感がありました。

ポットは洗うときに注意!!

ポットは直径約13cmと大口なので、洗いやすかったです。

ただポットにはヒーターと接続する部分が付いているため、外側は洗えません。
洗うときは外側に水がかからないよう注意が必要です。

お茶や煮だし、スープなどいろいろ活用できる

この商品は電気ポットと電気ケトルの“よいとこどり”した調理家電。
7種類のモードであらかじめ加熱温度が設定されているから、セットしてボタンを押すだけでそれぞれ最適な温度で煮出してくれます

保温機能が付いていて2時間後には電源が切れるので、ほおっておけるところも便利。
手間なく煮出せて、温かい飲み物をたっぷり飲みたいとき、冷めずにおいしくいただけますよ。

匂いや色移りがしにくい設計で、だしを取ったりおかゆを作ったりしてもOK。
ぜひいろいろなメニューに活用してみてください。

煮出し&温度調整ができる電気ティーポット
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