暑い季節は、食欲が落ちてしまいがち。
しかし冷たいものやさっぱりしたものばかり食べていると、夏バテの原因になります。
そんな時におすすめなのが、スロークッカーで作るスタミナ韓国料理です。
スロークッカーで作る韓国料理は、温かい料理のため胃腸を冷やさない、調理に火を使わない、ほったらかしで調理できるなど、いいことづくめ。
この記事では、特に梅雨から夏の時期におすすめの韓国スタミナ料理をご紹介します。
味が濃かったり脂こってりではないので、あまり食欲がないときにも食べやすいですよ。
夏の不調を乗り切る!スロークッカーの韓国料理
湿度が高い日本の夏。
体がむくんだりだるくて体が重く感じたりと、何かと不調を感じる方もいるのではないでしょうか。
梅雨の時期から冷たいものが食べたくなってきて、食事はそうめんやさっぱりしたもので簡単に済ませることがあるかもしれません。
しかし冷たいものばかり食べると、胃の働きが弱まってしまったり、簡単な麺類のみでは栄養が十分取れなかったりして、ますます夏バテしてしまう原因になってしまいます。
そんなとき、スロークッカーで作る料理はおすすめです。
暑いときにもほったらかしで調理できるだけでなく、温かい料理は胃腸を冷やさなかったり、煮込み料理は不足しがちなたんぱく質やビタミン・ミネラル類が取りやすかったりと、メリットがたくさんあるんです。
また韓国では「以熱治熱(イヨルチヨル)」という、「暑い夏に熱いものを食べて汗をかく」考え方や食文化があり、暑気払いとして食べる煮込み料理やスープメニューがいろいろあります。
梅雨から夏はそんな韓国のスタミナ料理をスロークッカーで作って、暑い時期を元気に乗り切りましょう。
スロークッカーを夏場に使用する際の注意点
1年じゅう使えるスロークッカーですが、夏場に使うには注意点があります。
食中毒が起こりやすい夏場は、保温機能を長時間使わないこと大切。
高温では死なない細菌があり、スロークッカーの密閉された鍋で長時間保温すると、細菌が増殖してしまうことがあります。
そのため調理後すぐに、または調理後の保温は2時間までにして早く食べるようにしましょう。
残った場合は粗熱を取り、小分けにして冷蔵庫に入れて保存します。
調理後や食べて残ったら、スロークッカーに入れたまま放置しないことが大切です。
夏は元気に乗り切る!スロークッカー韓国レシピ2選
1. 韓国の夏バテ予防フード。サムゲタン
サムゲタンは、丸鶏に高麗人参やなつめ、もち米を詰めて煮る韓国の薬膳料理です。
日本でいう土用の丑の日に食べるうなぎのような存在で、夏バテ予防にうってつけの食べ物。
丸鶏は日本で手に入りにくかったり下処理が大変だったりしますが、鶏手羽元で作るレシピならお手軽。
スロークッカーを使うと材料を入れて煮るだけでよく、とても簡単に作れるうえに、鶏肉がほろほろっとやわらかくなりますよ。
材料(3~4人分)
・鶏手羽元……6〜8本
・米またはもち米……1/4合(約40g)
・長ねぎ……1本
・にんにく……2片
・しょうが……1片
・酒……大さじ2杯
・塩……小さじ1杯
・ごま油……小さじ1杯
・鶏ガラスープの素……小さじ1杯
・水……1000cc
・お好みでなつめ・クコの実・甘栗など……少々
・小ねぎ(小口切り)……適量
作り方
1. 材料を下ごしらえする
鶏手羽元は、骨に沿って切り込みを入れます。
長ねぎは1.5㎝ほどの幅に斜め薄切りに、3㎝程度の長さ、しょうがは皮付きのまま薄くスライスします。
米またはもち米は、といでざるにあけます。
2. スロークッカーで煮る
スロークッカーの釜に鶏手羽元、米、長ねぎ、にんにく、しょうがを入れ、鮭、塩、鶏ガラスープの素、ごま油、水を加えたらふたをし、加熱します。
お好みで、なつめや甘栗を入れてもOK。
ごま油はここで入れても、仕上げにかけてもよいでしょう。
3. 器に盛る
味を見てお好みで塩こしょうで味を整え、器に盛り付けます。小ねぎやお好みでクコの実をかけたらできあがりです。
上手に作るポイント
丸鶏で作るよりも、鶏手羽元で作ると下処理がいらず楽ちんです。
手羽元のほか、骨付きのもも肉でも作れます。
2. サムジャンを付けて。韓国のゆで豚ポッサム
ポッサムは、韓国のゆで豚。ゆでることで脂が落ちるため、サムギョプサルよりもあっさり食べられます。
そのまま食べるだけでなく、キムチと一緒に葉野菜に巻いて食べると、野菜が一緒に食べられるのも魅力です。
鍋でゆでればよいものの、パサつかせず旨味を残すのはむずかしいもの。
スロークッカーを使うと、鍋で煮るよりも豚肉がしっとり仕上がりますよ。
材料(3~4人分)
・豚バラブロック肉……400g
・長ねぎの青い部分……1本分
・しょうが……1片
・にんにく……2片
・酒……100cc
・みそ……大さじ1杯
・塩……小さじ1杯
・水……1000ml
〈サムジャン(つけだれ)〉
・みそ……大さじ1杯
・コチュジャン……小さじ1杯~
・砂糖……小さじ1杯~
・ごま油……小さじ1杯
・酢……小さじ1杯
・長ねぎ(みじん切り)……大さじ1杯
・白いりごま……小さじ1杯
〈仕上げ〉
・サニーレタスやサンチュ、ゆでた白菜、大葉……適量
・キムチ……適量
・長ねぎ(千切り)……適量
1. 材料を切る
しょうがは皮ごと薄切りにし、にんにくは皮をむきます。
豚バラブロックは表面をさっと洗います。
2. スロークッカーで煮る
スロークッカーの鍋に1、長ねぎの青い部分、にんにくを入れ、水と調味料を加えます。
みそは軽く溶き、ふたを閉めて加熱します。
スイッチが切れたらそのまま冷まします。あくが気になる場合は、途中で取り除きましょう。
粗熱が取れたら取り出し、食べやすい大きさに切ります。
3. サムジャンを作る
サムジャンの材料を混ぜ合わせます。
キムチはお好みで、細かく刻みます。
4. 器に盛り付ける
器に2、3、サニーレタスやサンチュなどの葉野菜、キムチ、長ねぎなどを盛り付けたらできあがりです。
葉野菜に豚肉とキムチなどを巻き、サムジャンを付けていただきましょう。
上手に作るポイント
スロークッカーでじっくり煮込むことで、やわらかくジューシーに仕上がります。
サムジャンのコチュジャンや砂糖の量は、お好みで調整してください。
サムジャンの余ったゆで汁は、ラーメンや中華スープなどにお使いいただけます。
「マスタースロークッカーポット」のおすすめポイント
今回使用したサンコーの「マスタースロークッカーポット」は、煮込み料理が得意な低温電気料理鍋です。
材料を入れてボタンを押すだけで、ほったらかしで料理が作れます。
操作が簡単で稼働音もなく、お手入れが簡単で扱いやすいですよ。
加熱は4時間、6時間、8時間、10時間と設定ができ、加熱後は自動で保温へ切り替えてくれます。
保温機能は2時間に設定されているので、夏場は加熱・保温後はすぐに食べるか、保存するようにすればよいでしょう。
内釜のセラミック鍋は、カレーライスが9皿まで作れる大容量サイズ。
たっぷり作れるから、作り置きしたいときや大家族でも安心です。
スロークッカーで梅雨から夏の不調を乗り切ろう!
暑い時期は、つい冷たいものを食べたり飲んだりしがち。
冷たいものを摂りすぎると体が冷えるだけでなく、胃腸の働きが悪くなったり体がだるくなったりと不調につながります。
ご紹介したスロークッカーで作る韓国料理は、梅雨から夏にうってつけのレシピ。
温かくてたんぱく質も豊富で、味付けはしつこくありません。
なによりも火を使わず、材料を入れてスイッチを押せば、ほったらかしで完成するのがうれしいポイント。
ぜひマスタースロークッカーポットで作って、おいしく元気に夏を乗り切りましょう!
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