春・秋はアウトドアな遊びが楽しい季節ですね。
なかには、定期的にキャンプへ出かけて自然を満喫するという人もいるでしょう。
キャンプの醍醐味の一つがキャンプ料理です。
しかし、料理が苦手だと「ちょっとハードルが高い・・・・・・」と感じるポイントでもあります。
今回は、そんな料理が苦手な人や、慣れていない人でも挑戦できる「超簡単ワンパンキャンプ飯」のアイデアを紹介します。
キャンプ料理に挑戦したいけれど、失敗して台無しになるのは嫌だな・・・・・・
こんな人はぜひ見ていってください。
キャンプでは洗い物の少なく簡単な「ワンパン料理」がおすすめ
ワンパン料理とは、フライパン一つ、鍋一つで完結できる料理のこと。洗い物が少ないため、水場を使いにくいキャンプでおすすめの調理法として人気です。
「ワンパンパスタ」などは、SNSや動画サイトでよく取り上げられていますので、聞いたことのある人もいるかもしれませんね。
ワンパン料理は本格的な調理法と比べて調理工程が簡略化されていることが多く、普段あまり料理をしない初心者にもぴったりです。
次項から、外出先やキャンプで活用できるワンパン料理のアイデアを紹介します。
なお、今回はサンコーの「エレクトリックメスティン」を使用する前提の手順ですが、フライパンや直火用のメスティンでも類似の調理が可能です。
お手持ちの道具に合った形にアレンジしてみてください。
混ぜて焼くだけ お手軽ジューシーなワンパンハンバーグ
自然を感じながらガッツリ食べたい、という人におすすめなのがワンパンハンバーグです。
ハンバーグというと、本格洋食の代表格というイメージがあり、つい尻込みしてしまう人もいるかもしれません。
今回は、初心者でも気軽に挑戦できるよう、テクニック不要の簡易的な作り方を紹介します。
材料
○肉ダネ
合い挽き肉 | 300g |
タマネギ※みじん切りにしておく。 | 中サイズ半分 |
パン粉 | 大さじ6 |
牛乳 | 50g |
卵 | 1個 |
塩 | 小さじ半分 |
こしょう | 少々(細目のキッチン胡椒なら3振り程度) |
○ソース
水 | 大さじ4 |
ケチャップ | 大さじ2 |
中濃ソース | 大さじ2 |
マヨネーズ | 大さじ1 |
各材料の量は目安です。
材料やソースの配分は意外と適当でもそれなりに美味しくできますので、まずは楽しむことを優先して気軽に作ってみてください。
ただし、塩と胡椒は入れすぎると味のバランスが大きく崩れます。
自信がない人はとりあえず表の配分どおりに作り、足りないかな?と思ったら2回目以降少しずつ増量してください。
1.肉ダネを混ぜる
鍋に肉ダネの材料をすべて入れ、肉に粘りが出るまで混ぜます。
エレクトリックメスティンを使う場合はそのまま中で捏ねてOKですが、不安な場合はポリ袋などで肉ダネを揉み混ぜて、鍋には油を塗っておいてください。
タマネギは生のまま入れます。
みじん切りが面倒であれば、市販の冷凍刻みタマネギを使うのもおすすめです。
▼ひたすらモミモミ。キャンプ場での調理では使い捨て手袋を使うと手を洗わずに済んで便利。
肉に粘りが出て白っぽくなってきたらOK。
こねた肉ダネを平らにならし、箸やゴムべらなどで四等分に境界線を作ります。
▼肉ダネを十字に四分割。
2.ハンバーグを加熱する
肉ダネを四分割した状態のまま火にかけます。
『ジュー』という音がし始めるまでは強火でOKです。
十分に温まったら、中火にしてフタをします。
▼エレクトリックメスティンを使っている場合は「M(Middle)」につまみを設定。
5分~7分ほど焼くと、肉汁が出て側面が白くなってきます。
このタイミングでひっくり返します。
▼ゴムべらがあると楽。
いい感じに焼き目が入っています。
再度フタをして裏面を焼きます。
焼いている間にソースを作りましょう。
といっても、ソースの材料を器に入れて混ぜるだけです。
器を洗うのが面倒であれば、このあとのソース投入フェーズでお肉の上に材料を出し、その場で混ぜても問題ありません。
ソースができたらお肉の焼き具合をチェックします。
箸や竹串を奥まで刺し、刺した穴の横を軽く押します。
出てきた汁が透明であれば中まで火が通っている証拠です。
赤い場合は追加で2~3分焼いてください。
▼肉汁チェック。写真のように透明であればOK。
焼き上がったら混合ソースをお肉の上にかけます。
今回は肉汁と油を楽しみたいので焼き上がりそのままですが、油が気になる場合は一度お肉をフタに出して鍋の油を除去し、そのあとソースを加熱することもできます。
ソースを入れたらハンバーグをひっくり返したり、軽く鍋をゆすったりして全体に馴染ませます。
ソースを軽く煮立たせたら完成です。
完成したハンバーグがこちら
成形をしていないので四角形になってしまいましたが、それ以外はしっかりハンバーグになっています。
お肉のうまみがしっかりと閉じ込められていて、ワンパンで作ったとは思えない味です。
手順を簡略化しているので、これだけでお店の味とまではいきませんが、手軽に食べたいときにはぴったりではないでしょうか。
アイデア無限!ワンパン料理のメニュー例
ワンパンで作れるのはハンバーグだけではありません。
ご飯もの・おつまみ・朝食からそれぞれメニュー例を紹介します。
炒めないけど本格派 炊き込みチャーハン
通常、チャーハンは炒めて作るため、キャンプで作るにはハードルが高いメニューの一つです。
ただし、炊き込みチャーハンであれば、こちらもワンパンで作れます。
【材料(2人分)】
米 | 1.5合 |
豚挽肉 ※焼き豚やウィンナーでも可 | 60g |
小ネギ※刻んでおく | 一本の3分の1~半分 ※好みで調節 |
溶き卵 | 1個 |
水 | 300ml |
中華だしのもと | 小さじ3 |
料理酒 | 大さじ1 |
ごま油(あればラードまたはヘットに置き換え) | 小さじ2杯 |
塩胡椒 | テーブルタイプなら4振り程度 |
【作り方】
卵とネギ以外の材料を全て入れ、強火で加熱します。
沸騰したらフタをして、沸騰する音がギリギリ聞こえる程度の火加減にします。
直火調理なら弱火、エレクトリックメスティンで作る場合はOFFとMiddleの中間程度が目安ですが、様子を見つつ調節してください。
炊き時間は15分から20分程度です。
水の沸騰する音が止み『パチパチ』という音に変わったタイミングで、一度フタを開けてください。
溶き卵を全体に被るよう薄く流し、刻みネギを入れます。
再度フタをし、5分程度加熱すれば完成です。
全体を混ぜて盛り付けてください。
▼完成した炊き込みチャーハン。
材料を入れて炊くだけなので、初心者でも失敗しにくい作り方です。
豚肉は今回使った豚挽肉のほか、豚こま肉や焼き豚、ソーセージなどでも美味しくできます。
こちらのレシピの応用で、五目ご飯やパエリヤなども作れますので好きなアレンジを試してみてください。
煮るだけ簡単アヒージョ
キャンプのおつまみにはアヒージョがぴったり。
どんな材料でも美味しく作れるので、自分の好みを見つけてみてください。
今回は、エビとアサリがメインの海鮮アヒージョを紹介します。
【材料(2人分)】
アサリ | 150g |
エビ ※背わたを取っておく | 70g |
お好みのキノコ | 40g |
生ニンニク(縦に割る) | 3欠け |
唐辛子 | ひとつまみ |
オリーブオイル | 150ml ※材料がひたるくらいを目安に調整 |
ローリエ ※ローズマリーなどでもOK | 1枚 |
塩胡椒 | 小さじ4分の1 |
なお、スパイスとハーブは市販のアヒージョのもとや、マジックソルトで代用できます。
失敗したくない人はこちらも活用してみてください。
アヒージョの作り方は至ってシンプルです。
オイルでニンニクと唐辛子、調味料を煮て、香りが立ってきたら材料を全て投入。
エビとアサリに火が通ったら完成です。
アヒージョを作るときは、ぜひバゲットを用意して一緒に食べてください。
具材のうまみが染み込んだオイルを楽しめます。
おしゃれ&簡単美味しいトルティージャ
トルティージャは、ジャガイモの入った厚焼きのオムレツのこと。
キャンプの朝食にもおすすめのメニューです。
こちらもいろいろな野菜やお肉を入れて作れますので、自由にアレンジしながら楽しんでみてください。
今回はソーセージとトマトを入れた作りやすいレシピです。
【材料(2人分)】
ジャガイモ ※一口大の薄切り | 1個 |
トマト ※一口大 | 2分の1個 |
ソーセージ 一口大の薄切り | 3本 |
卵 | 2個 |
にんにくチューブ | 1cm |
塩胡椒 | 小さじ4分の1 |
じゃがいもとソーセージを一口大の薄切りにし、分量外のオリーブオイルを敷き中火で炒めます。
ジャガイモに火が通ったら一口大に切ったトマトを入れてさっと炒め、塩胡椒で味付けしてください。
チューブニンニクを混ぜた溶き卵を流し入れ、表面が固まるまでフタをして弱火で焼きます。
卵が固まってきたら、メスティンのフタを支えて鍋をひっくり返します。
焼き色がついていたらそのまま裏面を焼き、焼けたら完成です。
▼エレクトリックメスティンなら裏面はフタで焼いてもOK。
▼完成品。
トマトのほかにキノコや枝豆、ブロッコリーなどを入れた作り方もあります。
冷蔵庫の残り野菜で作れる料理なので、家でも試してみてください。
今回使用したサンコーの「エレクトリックメスティン」
今回使用したのは、サンコーの「エレクトリックメスティン」です。
特長 | ・電源に繋ぎどこでも使えるメスティン ・フタはフライパンとして使用可 ・細かい火加減の設定ができる無段階温度調整 |
サイズ | 本体:幅15cm×高さ7.8cm×奥行10cm 鍋:幅17.6cm×高さ7.5cm×奥行13.6cm フタ:幅19.4cm×高さ2.2cm×奥行14.4cm |
鍋の容量 | 1L(満水時1.4L) ※最大炊飯容量1.5合 |
重量 | 1.2kg |
価格(税込) | 7,680円 |
紹介したように、エレクトリックメスティンは、これ一台で焼き調理や煮込み調理など、さまざまな調理法に対応できます。
サンコーの公式通販サイトで取り扱い中ですので、興味があればリンクから詳細を確認してみてください。
火要らずで卓上キャンプ飯「エレクトリックメスティン」¥7,680
公式サイトで商品の詳細を見る >
エレクトリックメスティン使用時の注意
エレクトリックメスティンは、電気さえあればどこでも調理ができる万能調理家電です。
ただし、一部NGな使い方や、使用時に注意するポイントがあります。
鍋・フタは直火使用NG
エレクトリックメスティンの鍋とフタは、専用のヒーターでのみ使用できます。
故障の原因となりますので、直火での使用はしないようにしましょう。
とくに、メスティンを複数持っている人は取り違えに注意してください。
ポータブル電源を使う際は容量に注意
ポータブル電源に接続して給電する場合、電源の容量や対応出力に注意してください。
AC100Vの場合、エレクトリックメスティンの定格消費電力は450Wです。
使用中に止まってしまう可能性があるため、事前に電源側の規格を確認しておきましょう。
空焚きしない
故障や鍋のコーティングが剥がれる原因となるため、空焚きはしないでください。
加熱中に材料を取りに行ってそのまま忘れてしまう、といった事態は調理あるあるなので注意が必要です。
簡単料理でキャンプを楽しもう!
キャンプ飯は手間をかけて作るのも楽しいですが、料理慣れしていない人ならまずは簡単調理から始めるのがおすすめです。
キャンプ飯の楽しさを知り、慣れてきたら手の込んだごちそうにも挑戦してみましょう。
今回紹介したもののほかにも、当ブログではエレクトリックメスティンの調理アイデアをご紹介しています。
こちらも参考にしてください。
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